近年はデビュー初V多いQCシリーズ戦　實森美祐や高憧四季か!? 住之江

　12月28日から住之江で開催される「プレミアムG1第11回クイーンズクライマックス」。それに先立って26日からは「G3クイーンズクライマックスシリーズ戦」がスタートする。出場するのは11月27日時点での今年の女子賞金ランキング13～85位（※F休み中やあっせん辞退中等の選手を除く）の42人。6日間シリーズの準優制で優勝を争う。

　ベテランから若手まで多彩なメンバーがそろうシリーズ戦だが、注目しておきたいのは"Vゼロ組"だ。シリーズ戦では昨年の福岡大会で松尾夏海がデビュー初Vをマーク。2019年の徳山大会でも平田さやかがデビュー初Vを飾っており、ここ数年はシリーズ戦で初優勝を飾る選手が相次いでいる。

＜QCシリーズ戦 歴代優勝者＞
2012年　池田　浩美（静岡）
2013年　山下　友貴（静岡）
2014年　中谷　朋子（兵庫）
2015年　平山　智加（香川）
2016年　川野　芽唯（福岡）
2017年　廣中智紗衣（東京）
2018年　塩崎　桐加（三重）
2019年　平田さやか（東京）
2020年　海野ゆかり（広島）
2021年　松尾　夏海（香川）
　※()内は支部

　今回のシリーズ戦の出場メンバーのなかでV歴のない選手は10人いる。茶谷桜（17優出0V）、高田綾（2優出0V）、勝浦真帆（6優出0V）、深見亜由美（0優出0V）、小芦るり華（3優出0V）、實森美祐（10優出0V）、西岡成美（5優出0V）、上田紗奈（2優出0V）、高憧四季（8優出0V）、清水愛海（2優出0V）だ。

　なかでも初Vの期待が最も高いのは實森美祐(広島支部26歳)【冒頭の写真】か。今年8月の丸亀レディースチャンピオンで優勝戦1号艇（F）に乗るなど実力は折り紙付き。住之江も2020年のヴィーナスシリーズで優勝戦1号艇（4着）に乗るなど当地2節連続優出中と水面相性が良いだけに楽しみだ。初日は2R6枠と7R3枠で登場する。

　地元の高憧四季(大阪支部23歳)【写真上】も見逃せない。住之江は今年3節走って3優出で、いずれも男女混合戦での優出という堂々たる成績。いま住之江で最も強い女子レーサーの1人かもしれない。また高憧は昨年福岡のシリーズ戦で優出（6着）しており、今節は有力なV候補といって間違いないだろう。初日は2R1枠と11R3枠で、いきなり大チャンス。