レースリポート
松本晶恵が2年1カ月ぶりのV王手 中村桃佳は自身初の2節連続V狙う 尼崎
2022.12.11
尼崎ヴィーナスシリーズ(12月7日~12日開催)は5日目が終了。12日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<尼崎 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 松本 晶恵(群馬) 優出125回目、優勝20回
2号艇 高田ひかる(三重) 優出36回目、優勝6回
3号艇 中村 桃佳(香川) 優出40回目、優勝10回
4号艇 平山 智加(香川) 優出138回目、優勝35回
5号艇 高憧 四季(大阪) 優出8回目、優勝0回
6号艇 中田 夕貴(埼玉) 優出15回目、優勝1回
※()内は支部
準優は3個レースいずれも2連単1-2の決着となり、予選1~6位が優勝戦1~6号艇にそのまま並ぶ格好となった。
ポールポジションは松本晶恵【冒頭の写真】だ。松本はこれまで優勝戦1号艇が22回あり、4・1・1・1・1・1・1・4・3・1・1・1・2・1・1・2・1・1・1・1・2・2着で22戦15勝の1着率68%という上々の成績。しかし現在2連敗中となっており、昨年12月の福岡クイーンズクライマックスシリーズ戦でイン戦2着、今年9月の桐生オールレディースでイン戦2着に終わっている。過去をさかのぼっても松本が優勝戦1号艇で3連敗したケースは一度もないだけに、今回は勝負強さを見せて勝ち切るのか注目だ。
松本の優勝は2020年11月の多摩川オールレディースが最後。通算20Vの大台に乗せてから約2年1カ月の歳月が流れた。松本が2年以上も優勝から遠ざかるのは、デビュー初V(2012年6月)から2V目(2015年3月)まで2年9カ月間ほど空いて以来でずいぶん久々だ。ここで通算21回目の優勝を飾って久しぶりの美酒に酔いたい。
3号艇の中村桃佳(香川29歳)【写真上】も目が離せない。前節の鳴門G2レディースチャレンジカップで優勝して注目が集まるなか、きっちり結果を残して優勝戦まで勝ち上がってきた。
中村は通算10Vの実績があるが、1~9V目までの優勝翌節の成績を見ると、予選落ちが3回、準優敗退が4回、途中帰郷が1回、優出が1回。なぜか成績がいまひとつで、優勝した翌節に優出したケースは今回がまだ2回目だ。前回は今年6~7月で、平和島一般戦で優勝し、翌節の三国オールレディースでは優勝戦1号艇に乗ったがイン戦2着。惜しくも2節連続Vを逃している。今度こそ自身初の2節連続優勝となるか。