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レースリポート

(C)BOATRACE 深見亜由美

ヴィーナスシリーズ第17戦尼崎プリンセスカップ 深見亜由美が初優出めざす!

2022.12.10

ヴィーナスシリーズは登録16年未満の女子レーサーによる一般戦。現在249人登録されている女子レーサーの約7割が該当する。
これにオーバーエイジ枠としてベテラン女子が加わり競い合う大会だ。
4月から翌年3月までの1年間で24戦実施されるが、今年度の優勝者は次の通りである。

第1戦 (芦 屋) 平高 奈菜
第2戦 (平和島) 田口 節子
第3戦 (江戸川) 前田 紗希
第4戦 (若 松) 藤原 菜希
第5戦 (多摩川) 浜田亜理沙
第6戦 (桐 生) 今井 裕梨
第7戦 ( 津 ) 浜田亜理沙
第8戦 (大 村) 細川 裕子
第9戦 (福 岡) 倉持 莉々
第10戦(鳴 門) 今井 裕梨
第11戦(常 滑) 戸敷 晃美
第12戦(蒲 郡) 田口 節子
第13戦(住之江) 清埜 翔子
第14戦(丸 亀) 高田ひかる
第15戦(三 国) 藤原 菜希
第16戦(戸 田) 西橋 奈未

そして、現在開催されているのが尼崎の第17戦。11日の5日目終盤には準優勝戦が組まれている。松本晶恵・高田ひかる・中村桃佳の3人が1号艇だ。

(C)BOATRACE

こうしたメンバーの中に入り、初優出を狙う中堅レーサーがいる。117期生の深見亜由美(愛知支部)【写真2枚】である。準優勝戦は10R5号艇(上図参照)。コースは遠いが舟足は悪くない。期待したいものだ。

(C)BOATRACE 深見亜由美

2015年11月のデビュー(蒲郡)から初勝利まで2年3カ月ほど要するなど苦しみを味わった深見亜由美だが、近況は3期連続で勝率4点台をキープできるようになった。また直近10節中3節(今節含む)で予選をクリアするなど、地道な努力が実を結びはじめている。

平均タイミングコンマ21(今年1月から)と、スタートはお世辞にも速いとはいえないが、道中のさばきで連に絡んでくるタイプとしてファンにも定着。今大会も平均コンマ24とスリットで後手を踏んではいるが、接戦足の良さもあり粘っている。波乱を起こすなら深見。先頭ゴールでなくとも連絡みで高配当を導き出すだろう。

「レディースチャンピオンを取れるような選手になる」のが目標と語ってきた深見亜由美が、まずは初優出をめざし、一走入魂のレースをするのが尼崎10Rだ。

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