レースリポート
中村桃佳が大外から鳴門レディースチャレンジカップV 女子賞金7位でQCへ
2022.11.27
鳴門でのG2第9回レディースチャレンジカップ(11月22日~27日、SGチャレンジカップと併催)が終了した。優勝戦は5号艇の中村桃佳(香川29歳)【冒頭の写真左】が制する波乱の決着に。4号艇の守屋美穂(岡山)【冒頭の写真右】が5カドからまくって攻め、中村が6コースからまくり差しで展開を突いた。3着には2号艇の細川裕子(愛知)が入線。1号艇の高田ひかる(三重)は4着に終わり、3連単5-4-2で3万6790円の88番人気決着となった。
勝った中村は通算10回目の優勝。G2以上での優勝は2018年のびわこG2レディースオールスターに続いて2回目。鳴門ではこれが初優出初Vとなっている。
中村はすでにクイーンズクライマックス(QC)出場には当確ランプをともしていたが、この優勝で賞金450万円を獲得し、今年の女子賞金ランキングは前日11位から7位まで浮上。クイーンズクライマックスのトライアル初日は4号艇で登場することになった。勢いに乗る中村桃佳が4年ぶり2回目の出場となるクイーンズクライマックスでどんな走りを見せるのか楽しみだ。
前日女子賞金ランキング19位だった鎌倉涼は大逆転のクイーンズクライマックス出場をめざして優勝戦に臨んだが、6号艇で4コースから5着という無念の結果に。賞金100万円の上積みにとどまって女子賞金ランキングは17位となり、地元住之江でのクイーンズクライマックス出場はならなかった。
これにより女子賞金ランキング12位の座を射止めたのは堀之内紀代子。前日13位から逆転でベスト12入りを果たし、クイーンズクライマックス初出場を果たすことが決まった。次点の13位は1万6500円差で落合直子だった。
【2022年女子賞金ランキング】(11月27日現在)
1位 遠藤 エミ 75,637,200円
2位 平高 奈菜 45,042,000円
3位 守屋 美穂 42,541,000円 (鳴門優勝戦2着)
4位 田口 節子 37,631,266円 (鳴門優勝戦6着)
5位 平山 智加 35,397,533円
6位 香川 素子 34,796,000円
7位 中村 桃佳 34,150,838円 (鳴門優勝戦1着)
8位 高田 ひかる 33,874,500円 (鳴門優勝戦4着)
9位 寺田 千恵 32,674,000円
10位 細川 裕子 32,044,000円 (鳴門優勝戦3着)
11位 長嶋 万記 31,604,333円
12位 堀之内紀代子 27,151,500円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 落合 直子 27,135,000円
14位 渡邉 優美 27,073,000円
15位 日高 逸子 26,770,500円
16位 海野 ゆかり 25,848,333円
17位 鎌倉 涼 25,814,000円 (鳴門優勝戦5着)
18位 浜田 亜理沙 25,702,933円
19位 金田 幸子 24,968,600円
20位 宇野 弥生 24,793,066円