守屋美穂が4号艇で2月G2の再現V狙う　鳴門G2レディースチャレンジカップ

　鳴門でのG2第9回レディースチャレンジカップ（11月22日～27日、SGチャレンジカップと併催）は26日、5日目が終わって予選ラウンドが終了。予選上位6人が優出切符を手にした。優勝賞金450万円をかけた優勝戦は27日の最終日、SGチャレンジカップ優勝戦の1つ前、第11Rで争われる。

＜鳴門 最終日 11R 優勝戦＞
1号艇　高田ひかる（三重） 前期1コース1着率53％
2号艇　細川　裕子（愛知） 前期2コース1着率47％
3号艇　田口　節子（岡山） 前期3コース1着率20％
4号艇　守屋　美穂（岡山） 前期4コース1着率27％
5号艇　中村　桃佳（香川） 前期5コース1着率30％
6号艇　鎌倉　　涼（大阪） 前期6コース1着率0％

　高田ひかるが予選トップ通過でポールポジションを獲得。2･1･3･2･2･1･1着のオール3連対という圧巻の内容で優勝に王手をかけた。この勢いで通算7回目の優勝と、G2以上の女子ビッグレース初タイトルを手にするのか。

　しかしライバルたちは強力だ。2号艇の細川裕子は前期2コースで30戦14勝の1着率47％という驚異的な強さ。3号艇の田口節子は今節初日のドリーム戦で3コースまくりを決めたばかりなだけに目が離せない。

　4号艇の守屋美穂【冒頭の写真】といえば思い出すのは今年2月の桐生G2レディースオールスター。4コースからコンマ11のトップスタートで電光石火のまくりを決め、3連単3万円台の高配当を出して優勝を飾っている。今節も3日目1Rで鮮やかな4コースまくり差しを決めるなど近況青いカポックで好調だ。

＜優勝戦6人の今年の女子獲得賞金順位＞
1号艇　高田ひかる　3251万円　7位
2号艇　細川　裕子　3028万円 10位
3号艇　田口　節子　3662万円　4位
4号艇　守屋　美穂　3998万円　3位
5号艇　中村　桃佳　2949万円 11位　
6号艇　鎌倉　　涼　2465万円 19位

　誰が勝っても不思議ではなさそうな好メンバーがそろったG2レディースチャレンジカップ優勝戦。激戦ムード漂う頂上決戦だ。5号艇の中村桃佳も前期5コースで20戦6勝の1着率30％をマークするなど、黄色いカポックで白星量産中なだけに侮れない。

　6号艇の鎌倉涼【写真上】は女子賞金ランキング19位から大逆転のクイーンズクライマックス出場をめざして優勝を狙う。

　年末のクイーンズクライマックスの出場枠12席をかけた戦いは、女子賞金11位の中村桃佳までが当確圏に入っていて、残るイスは1つだけ。現在12位の落合直子と13位堀之内紀代子の差は驚くことに、ほんの500円というワンコイン差。落合は1R4号艇、堀之内は5R3号艇、ともに一般戦の1回乗りで、どちらがいい着順を取るかの勝負。そこに優勝戦の鎌倉が絡む。鎌倉が優勝すれば、最後のイスは鎌倉のもの。