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藤原菜希が再び2号艇で激戦制し三国2節連続V ヴィーナスシリーズ

2022.11.09

 モーニングレースの三国ヴィーナスシリーズ(11月4日~9日開催)が9日に終了した。優勝戦は2号艇の藤原菜希(東京)【冒頭の写真】が快勝。2コースからコンマ10のトップスタートで差しハンドルを決めた。2着には4号艇の平山智加(香川)が入線。1号艇の五反田忍(大阪)は3着に終わり、3連単2-4-1で2730円の11番人気決着となっている。

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 勝った藤原は今年4回目の優勝で通算6V。三国では今年7月のオールレディースに続く当地2節連続Vとなった。

【藤原菜希 優勝歴】
2019年3月 大村オールレディース
2019年4月 平和島オールレディース
2022年3月 戸田一般戦
2022年5月 若松ヴィーナスシリーズ
2022年7月 三国オールレディース
2022年11月 三国ヴィーナスシリーズ

 今節の藤原は1・4・4・1・1・2・2・2・1・1着。手にしたモーター34号機は2連対率26%で43基中43位という低勝率機だったが、持ち前のスタート力を武器に初日5Rで4コースまくり、2日目8Rで2コースまくりを決めるなど軽快な走りを披露。予選を2位で通過した。そして準優でイン逃げ、優勝戦で2コース差しを決めて頂点へ。7月の三国オールレディースでも優勝戦2号艇で栄冠を手にしていた藤原が、約4カ月の時を経て再び黒いカポックで三国のVゴールを駆け抜けた。

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 藤原はこの優勝で賞金98万円を獲得して女子賞金ランキング17位に浮上。しかしこのあと30日間のF休み(11月10日~12月9日)に入ってしまうため、11月22日からのG2レディースチャレンジカップには出場できず、クイーンズクライマックス出場への道は完全に閉ざされている。今年ここまで9優出4Vという大活躍で女子戦線を大いに沸かせてきただけに、9月25日の戸田でのフライング、あのレースが悔やんでも悔やみきれない1走となってしまった格好だ。

 ただ今年4回目の優勝を飾ったことで、来年3月の平和島SGボートレースクラシックの出場権争いに名乗りを上げることに。もう1勝して5Vに伸ばせばチャンスが出てきそうだ。次節は12月13日からの多摩川一般戦に出場予定で、次々節は年末のクイーンズクライマックスシリーズ戦になりそう。SG初出場に向けての勝負駆けに注目したい。

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