レースリポート
優勝戦は1号艇で雪辱期す五反田忍と2号艇でV再現狙う藤原菜希の激突 三国ヴィーナス
2022.11.08
モーニングレースの三国ヴィーナスシリーズ(11月4日~9日開催)は8日、5日目の準優が終了。9日に行われる優勝戦(1着賞金98万円)のメンバーが決まった。
<三国 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 五反田 忍(大阪) 前期1コース1着率55%
2号艇 藤原 菜希(東京) 前期2コース1着率46%
3号艇 藤堂 里香(福井) 前期出走なし
4号艇 平山 智加(香川) 前期4コース1着率17%
5号艇 中谷 朋子(兵庫) 前期5コース1着率13%
6号艇 加藤 奈月(福井) 前期6コース1着率0%
※()内は支部
予選トップ通過の五反田忍【冒頭の写真・中央】が準優をインで快勝してポールポジションを獲得した。五反田は今年4月の三国ヴィーナスシリーズでも優勝戦1号艇に乗っていたが、その時は平高奈菜の4コースまくりを浴びてイン戦2着に敗れている。今度こそ三国初Vへ、約7カ月前の雪辱を果たす時がきた。
五反田はこれまで優勝戦1号艇の経験が全場で6回あってF・1・1・1・1・2着と好成績。2コースからFを切った2003年徳山一般戦を除けば、優勝戦1号艇で敗れたのは今年4月の三国戦が初めてだった。あの悔しさをバネに今節ここまで勝ち上がってきた五反田は、きっとリベンジに燃えているに違いない。
それに対して三国前走の再現を狙うのが2号艇の藤原菜希【写真上】だ。藤原は今年7月の三国オールレディースで優勝戦2号艇に乗り、1号艇の中村桃佳に競り勝って優勝している。三国2節連続Vへ、約4カ月前の再現を狙う時がきた。
藤原は前期2コースで26戦12勝の1着率46%という女子トップクラスの好成績。黒いカポックで幾度も強敵を打ち破ってきた。また藤原は優勝戦2号艇がこれまで6回あって2・2・1・1・2・3着とすべて連絡み。今年5月の若松ヴィーナスシリーズでも優勝戦2号艇で2コース差しを決めて優勝している。
雪辱を期す五反田と、V再現を狙う藤原。さらには復帰戦で優出してきた地元の藤堂里香や、実績上位の平山智加と中谷朋子、地元でのデビュー初Vをめざす加藤奈月ら多彩な顔ぶれがそろった。ドラマの要素がたっぷり詰まった三国ヴィーナスシリーズ優勝戦だ。