レースリポート
A1級勝負駆けの大豆生田蒼に注目! 住之江ヴィーナスシリーズ
2022.10.13
ナイターの住之江ヴィーナスシリーズ(10月11日~16日開催)は12日、2日目が終了した。2日目メーンカードの12R「アクアドリーム」は1号艇の落合直子(大阪)がイン逃げで快勝。2着に2号艇の渡邉優美(福岡)、3着に3号艇の細川裕子(愛知)が入り、3連単1-2-3で640円の1番人気決着となっている。
さて10月も半ばに入り、2023年前期級別審査期間(2022年5月1日~10月31日)も残りわずか。勝負駆けの選手に注目しておきたい時期になってきた。
今節出場メンバーでA1級勝負駆けの位置にいるのは大豆生田蒼(埼玉支部27歳)【冒頭の写真】だ。今期勝率は現在6.18。A1級ボーダー(現在6.19前後)の付近にいる。出走回数がまだ80走で規定の90走に足りていないが、今節と次節平和島で到達の見込み。大豆生田はA2級の経験が計4期あるが、A1級はまだゼロ。デビュー20期目でのA1級初昇格へ挑んでいる。
大豆生田は今節ここまで2・4・1・2着で予選8位。住之江は過去4節走って優出ゼロ(準優出1回)と相性いまひとつだが、今節はまずまずの滑り出しを見せている。前節の戸田一般戦で予選トップ通過して優勝戦1号艇(4着)になるなど近況好リズムなだけに、今節もV争いを沸かせる存在になってくる可能性十分だろう。
大豆生田と同支部同期の清埜翔子(埼玉支部31歳)【写真上】もA1級にわずかながらチャンスを残している。今節ここまで1・1・2着で予選2位と好調。今期勝率は今節開幕時の5.89から5.98まで急上昇してきた。残念ながら10月中の正規あっせんは住之江が最後なので、A1級には残り全勝ペースが必要とハードルは高いが…。
清埜は前々期に勝率5.44でA2級初昇格。しかし前期は勝率5.40でB1級に逆戻りした。そして今期はA2級復帰をめざすシーズンだったので、その目標は達成したといえる。5月からの今期は、まくり14本を決めるなど速攻力に磨きをかけて大きく飛躍してきた。
清埜にとって住之江は2015年オールレディースでデビュー初準優出・初優出を果たした好相性水面。思い出の地で今節はデビュー初Vをめざしたい。