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レースリポート

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田口節子が蒲郡4回目の優勝 清水愛海はいったん先頭も初Vならず ヴィーナスシリーズ

2022.10.01

 ナイターの蒲郡ヴィーナスシリーズ(9月25日~30日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の田口節子(岡山)【冒頭の写真】が辛勝。1マークでは3号艇の清水愛海(山口)が3コースまくり差しを決めて先頭に立ったが、2マークで田口が差し返して逆転した。3着には6号艇の宇野弥生(愛知)が入り、3連単1-3-6で2030円の7番人気決着となっている。

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 勝った田口節子は4月の平和島ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の優勝で通算67V。蒲郡では2006年一般戦、2019年一般戦、2020年オールレディースに続く4回目の優勝となった。

 田口はこの優勝で賞金98万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日6位から5位に浮上した。今年の獲得賞金は3000万円を突破し、4年連続6回目のクイーンズクライマックス出場はほぼ確実な状況に。史上初のクイーンズクライマックス2連覇に向けて着々と準備を整えている。

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 今後の田口は次節に地元のG1児島周年(10月16日~21日開催)を走り、次々節には常滑SGボートレースダービー(10月25日~30日開催)に参戦予定。勢いそのままに記念戦線でも結果を残すのか注目だ。

 一方、清水愛海は惜しくもデビュー初Vならず2着。それでも大きなインパクトを残すレースとなった。ちなみに蒲郡では来年2月にG2レディースオールスターの開催を控えており、そのファン投票は11月頃に実施される予定。今節の活躍ぶりが得票数アップにつながったことは間違いないだろう。

 宇野弥生は6コースから3着連絡みの好走。3着賞金56万円を獲得した。これで女子賞金ランキング22位に浮上。G2レディースチャレンジカップ出場のチャンスを大きく広げる貴重な3着となった。

【2022年女子賞金ランキング】(9月30日終了時点)
1位 遠藤  エミ 67,721,200円
2位 平高  奈菜 38,017,000円
3位 守屋  美穂 33,748,000円
4位 香川  素子 31,858,000円
5位 田口  節子 31,125,266円 (蒲郡優勝戦1着)
6位 平山  智加 30,161,533円
7位 中村  桃佳 26,385,000円
8位 長嶋  万記 26,250,333円
9位 細川  裕子 26,230,000円
10位 高田 ひかる 25,639,500円
11位 寺田  千恵 24,703,000円
12位 落合  直子 23,121,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 大山  千広 22,608,000円
14位 堀之内紀代子 21,945,500円
15位 金田  幸子 21,703,600円
16位 鎌倉   涼 21,682,000円 (蒲郡優勝戦5着)
17位 日高  逸子 21,610,500円
18位 海野 ゆかり 21,136,333円
19位 藤原  菜希 21,043,333円
20位 三浦  永理 20,859,000円

22位 宇野  弥生 20,518,000円 (蒲郡優勝戦3着)
40位 滝川 真由子 15,345,000円 (蒲郡優勝戦6着)
58位 清水  愛海 13,603,200円 (蒲郡優勝戦2着)
94位 森岡  まき 10,062,000円 (蒲郡優勝戦4着)

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