レースリポート
海野ゆかりが22場目の優勝へ王手 江戸川オールレディース
2022.09.09
江戸川オールレディース(9月5日~10日開催)は9日に5日目が終了。やはり江戸川女子レースの準優には魔物が棲んでいた。準優11Rでは長嶋万記【写真下】が3コースまくりを決め1着。2着は中谷朋子、1号艇の前田紗希はイン戦3着に敗れる波乱。3連単3-4-1は7810円だった。
準優12Rでは1号艇の三浦永理が1マークで振り込んでまさかの転覆を喫し、海野ゆかり【冒頭の写真】が3コースからまくって1着。2着は清水愛海、3着は藤原菜希で、3連単3-4-5は1万4670円の高配当となった。
準優2個レースで、それぞれ3着までに入った6選手が10日に行われる優勝戦のメンバーとなった。
<江戸川最終日 12R 優勝戦>
1号艇 海野ゆかり(広島) 今期1コース1着率67%
2号艇 長嶋 万記(静岡) 今期2コース1着率33%
3号艇 中谷 朋子(兵庫) 今期3コース1着率20%
4号艇 清水 愛海(山口) 今期4コース1着率7%
5号艇 前田 紗希(埼玉) 今期5コース1着率20%
6号艇 藤原 菜希(東京) 今期6コース1着率0%
※()内は支部
予選5位だった海野ゆかりがポールポジションを獲得。2020年12月の浜名湖クイーンズクライマックスシリーズ戦以来となる優勝に王手をかけた。
海野はデビュー通算59Vの実績を誇るが、江戸川ではまだ優勝ゼロ。もしここで優勝となればV歴のある水面は22場に増え、全場制覇へ桐生と蒲郡の2場を残すのみとなる。
【女子レーサー 優勝歴のあるレース場数】
24場 田口節子(66V)
23場
22場 日高逸子(76V)、寺田千恵(70V)
21場 山川美由紀(80V)、海野ゆかり(59V)、横西奏恵(46V)
20場 鵜飼菜穂子(56V)、淺田千亜希(40V)
19場 谷川里江(45V)、遠藤エミ(38V)
18場 長嶋万記(34V)
(※カッコ内は通算優勝回数)
また海野は今年の女子賞金ランキングが現在20位で、レディースチャレンジカップ出場権争いの真っ只中。ここで優勝すれば一気に14位あたりまで浮上できそうなだけに、是が非でも勝ち切りたいところだ。
ただ、ライバルたちも強力。2号艇には2016年江戸川オールレディース覇者の長嶋万記、3号艇には女子屈指のセンター巧者として名高い中谷朋子、4号艇にはデビュー初優出で勢いに乗る清水愛海、5号艇には5月の江戸川ヴィーナスシリーズで5コースまくり差しを決めて優勝した前田紗希、6号艇には地元エース格の藤原菜希が並ぶ。誰が勝っても不思議ではない優勝戦だろう。