レースリポート
今井裕梨が2コースまくりで通算2回目の優勝 鳴門ヴィーナスシリーズ
2022.09.04
鳴門ヴィーナスシリーズ(8月30日~9月4日開催)が終了した。優勝戦は2号艇の今井裕梨(群馬)【冒頭の写真】が快勝。2コースからコンマ05で、イン倉持と同体スタートから、まくりを決めた。2着には4号艇の金田幸子(岡山)、3着には5号艇の山川美由紀(香川)が入線。1号艇の倉持莉々(東京)は1マークでまくりを浴びて落水失格(選手責任)に終わり、3連単2-4-5で2万6710円の配当。50番人気だった。
勝った今井は通算2回目の優勝。6月の桐生ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾って以来、5節ぶりの優勝となった。
今節の今井は2・2・6・1・2・1・1・2・1・1着。2日目まで2・2・6着で予選18位という位置だったが、3日目以降はオール2連対の快走を披露して頂点へ。2連対率7位の好モーター39号機をハイパワーに仕上げ、節間10走すべて展示1番時計をマークする快速ぶりだった。
今井は今節開幕時点で今期勝率が5.88だったが、この活躍で6.18まで急上昇。これまでの自己ベストは2011年後期にマークした5.93だが、それを上回るペースでA1級初昇格が射程圏に入ってきた。そして次節は9月18日から桐生オールレディースに出場予定。最高のリズムで地元戦を迎えるだけに楽しみは尽きない。
また金田幸子は優勝戦2着に入る好走。賞金72万円の大きな上積みに成功し、今年の女子賞金ランキングは16位まで上がってきた。クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約90万円差に接近。9年ぶり2回目のベスト12入りへチャンスが広がっている。
【2022年女子賞金ランキング】(9月4日、20時現在)
1位 遠藤 エミ 64,758,000円
2位 平高 奈菜 36,252,000円
3位 守屋 美穂 30,998,000円
4位 香川 素子 29,802,000円
5位 田口 節子 28,689,266円
6位 平山 智加 27,987,000円
7位 中村 桃佳 24,074,000円
8位 長嶋 万記 23,958,000円
9位 高田 ひかる 23,571,500円
10位 細川 裕子 23,458,000円
11位 寺田 千恵 22,098,000円
12位 落合 直子 20,666,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 大山 千広 20,329,000円
14位 倉持 莉々 20,122,000円 (鳴門優勝戦落水)
15位 日高 逸子 19,872,500円
16位 金田 幸子 19,768,000円 (鳴門優勝戦2着)
17位 堀之内紀代子 19,612,500円
18位 藤原 菜希 19,510,000円
19位 鎌倉 涼 19,064,000円
20位 三浦 永理 18,708,000円
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36位 岩崎 芳美 14,927,000円 (鳴門優勝戦4着)
39位 山川 美由紀 14,228,000円 (鳴門優勝戦3着)
44位 今井 裕梨 13,634,000円 (鳴門優勝戦1着)
61位 若狭 奈美子 11,965,000円 (鳴門優勝戦5着)