レースリポート
守屋美穂が大村オールレディース優勝 12月当地のSGグランプリシリーズ射程圏に
2022.08.30
ナイターの大村オールレディース(8月24日~29日開催)が終了した。29日の優勝戦は、1号艇の守屋美穂(岡山)【写真3枚】が快勝。インからコンマ03のトップスタートで逃げ切った。2着には2号艇の長嶋万記(静岡)、3着には3号艇の滝川真由子(長崎)が入り、3連単1-2-3で740円の2番人気決着となっている。
勝った守屋は今年4回目の優勝で通算26V。大村では2019年男女ダブル戦と同年オールレディースに続く3回目の優勝となった。
守屋はこの優勝で賞金105万円を獲得。今年の獲得賞金が3000万円を突破した。昨年のクイーンズクライマックス出場ボーダー(2721万円)をすでに超えており、6年連続7回目のベスト12入りはほぼ確実。表彰式でも「年末に向けて、課題とするものを克服していけるように頑張りたいと思います」という言葉が出たように、すでに視線は大みそか、住之江クイーンズクライマックスでのティアラ初戴冠へと向けられているようだ。
また「年末」という言葉にはもうひとつ意味があるかもしれない。守屋はこの優勝で男女通じた賞金ランキングでも57位まで急上昇。12月13日からここ大村で開催されるSGグランプリシリーズ出場が射程圏に入ってきた。
今年は遠藤エミのボートレースクラシック優勝、平高奈菜のボートレースオールスター優出などSGでの女子レーサーの活躍が目立っているが、守屋はクラシックで予選40位、オールスターで予選35位、グランドチャンピオンでも予選35位と3回走ったSGでいずれも予選落ち。悔しい思いを重ねてきた。その雪辱を果たすためにも、グランプリシリーズ出場を狙っているはずだ。
守屋は次節、9月7日からのG1福岡周年を走り、10月にもG1びわこ周年、G1児島周年と記念レース出場を控えている。ここで結果を残して12月に大村へ帰ってきたいところだ。
【2022年女子賞金ランキング】(8月29日終了時点)
1位 遠藤 エミ 63,862,000円
2位 平高 奈菜 36,140,000円
3位 守屋 美穂 30,998,000円 (大村優勝戦1着)
4位 香川 素子 28,772,000円
5位 田口 節子 28,677,266円
6位 平山 智加 27,975,000円
7位 長嶋 万記 23,946,000円 (大村優勝戦2着)
8位 中村 桃佳 23,324,000円
9位 細川 裕子 23,191,000円 (大村優勝戦6着)
10位 高田 ひかる 22,877,500円
11位 寺田 千恵 22,098,000円
12位 落合 直子 20,654,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 日高 逸子 19,872,500円
14位 大山 千広 19,553,000円
15位 藤原 菜希 19,498,000円
16位 鎌倉 涼 19,064,000円
17位 倉持 莉々 19,013,000円
18位 海野 ゆかり 18,565,000円 (大村優勝戦5着)
19位 堀之内紀代子 18,500,500円
20位 宇野 弥生 18,292,000円
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42位 滝川 真由子 13,513,000円 (大村優勝戦3着)
65位 前田 紗希 11,437,500円 (大村優勝戦4着)