倉持莉々が福岡ヴィーナス優勝で女子賞金ランキング15位に浮上

　福岡ヴィーナスシリーズ（8月17日～22日開催）が22日に終了した。優勝戦は3号艇の倉持莉々（東京）【冒頭の写真】が3コースから差しを決めて快勝。2着に2号艇の大山千広（福岡）、3着に4号艇の香川素子（滋賀）が入った。1号艇の宇野弥生（愛知）は5着に終わり、3連単3-2-4で8890円の26番人気だった。

　勝った倉持は今年1月の徳山男女ダブル戦に続く通算2回目の優勝。デビュー初Vの徳山戦も3号艇で優勝しており、再び赤いカポックでVゴールを駆け抜けることになった。

　今節の倉持は2･3･3･1･2･1･1･1･2･1･1着。2連対率2位の注目モーター68号機を手にすると、2日目にイン逃げ、3日目に3コース抜き、4日目に4コースまくりとイン逃げで1着を奪うなど軽快な走りを披露。予選を3位で通過し、準優でイン逃げを決めて優出切符を手にした。そして優勝戦では内枠2艇が1マークで競り合う間にブイ際を差し抜けて快勝。前節の丸亀レディースチャンピオンでは2連対率1位のモーターを手にしながら3日目に家事都合で途中帰郷という無念を味わったが、そのうっぷんを晴らすような活躍で栄冠をつかんだ。

　倉持はこの6日間で賞金約201万円（優勝賞金98万円）の大きな上積みに成功。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で25位だったが、一気に10人を追い抜いて15位まで急上昇した。レディースチャレンジカップ出場圏内まで上がってくるとともに、クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約87万円差へ接近。マネーバトルを沸かせる台風の目となってきた。

【2022年女子賞金ランキング】（8月22日、終了時点）
1位　遠藤　　エミ　63,416,000円
2位　平高　　奈菜　34,502,000円
3位　守屋　　美穂　28,889,000円
4位　香川　　素子　28,424,000円 （福岡優勝戦3着）
5位　田口　　節子　27,229,266円
6位　平山　　智加　26,910,000円
7位　中村　　桃佳　23,312,000円
8位　長嶋　　万記　22,137,000円
9位　寺田　　千恵　22,098,000円
10位 高田　ひかる　21,946,500円
11位 細川　　裕子　21,734,000円
12位 日高　　逸子　19,872,500円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 落合　　直子　19,571,000円
14位 大山　　千広　19,037,000円 （福岡優勝戦2着）
15位 倉持　　莉々　19,001,000円 （福岡優勝戦1着）
16位 金田　　幸子　18,263,000円
17位 藤原　　菜希　18,171,000円
18位 鎌倉　　　涼　18,106,000円
19位 浜田　亜理沙　17,959,000円
20位 堀之内紀代子　17,938,500円
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22位 宇野　　弥生　17,757,000円 （福岡優勝戦5着）
55位 今井　　裕梨　11,738,000円 （福岡優勝戦6着）
79位 上田　　紗奈　 9,992,000円 （福岡優勝戦4着）