レースリポート
新艇使用の丸亀レディースチャンピオン 機力劣勢ながら落合直子に期待!
2022.08.03
丸亀のプレミアムG1第36回レディースチャンピオンはきのう開幕。きょう3日は2日目を迎える。
昨12Rドリーム戦は人気の田口節子(1号艇)が逃げ切ったものの、コンマ03のスタートタイミングに「フライングかと思った…」とホッとした様子だった。
前検日に感じさせた劣勢感はリング2本の交換などもあり良化傾向。きょうは2R(5号艇)と7R(3号艇)の2走だ。
昨年11月27日から使用されているモーターの“エース”は30号機といわれている。
今シリーズは倉持莉々が引き当てたが、初日の2着1着発進が物語るように力感あふれる舟足が特徴。かかりや押しが良く実戦向きである。
また、伸びる23号機(高田ひかる乗艇)や行き足上位の2号機(山川美由紀乗艇)などの気配も光っている。以降の変化に注目したい。
一方、ボートは7月23日が初おろし。まだ真新しく、きのう初出走のものもあった。つまり、未知数である。
ただひとつ言えることは、新艇は「軽くて」「滑りがいい」ということ。
スタート時の加速がスムーズで速いうえ、滑走しやすいのだ。
元々「スタート勘がよく」「初動でハンドルがよく入る」選手向きといっていい。
そこでデータ。参戦メンバー中スタートが速いのは次の6名。2022年1月~7月の平均がコンマ13だ。
宇野 弥生(発順2.3)
落合 直子(発順2.3)
藤崎小百合(発順2.5)
中村 桃佳(発順2.5)
實森 美祐(発順2.8)
中村かなえ(発順2.5)
この中でハンドルがよく入るレーサーの代表格が落合直子【写真2枚】である。
一時期やや調子を落としB級も経験したが、昨年秋から完全復活。自身最高勝率の7.16で4期ぶりのA1復帰を果たしている。
以前よりも、レースが重厚でありながらキレがいい印象だ。
正統派の速球投手のイメージである。
「進んでいる感じがなくスリット付近にも余裕がなかった」と自身の機力評価は良くないが、悪いなりになんとかするのもプロ。モーター気配がいい選手だけをピックアップするのがボートレースの楽しみ方ではないだろう。
楽しみ方に決まりはない。多彩な切り口があっていい。
きょうもレディースチャンピオン2日目の模様を公式YouTubeで堪能できる。配信開始は18時予定だ。自由な視点で観戦したい。