レースリポート
野田なづきがデビュー初準優へ勝負駆け 大村ヴィーナスシリーズ
2022.07.21
ナイターの大村ヴィーナスシリーズ(7月18日~23日開催)は3日目が終了した。藤崎小百合(福岡)と細川裕子(愛知)が6走53点の得点率8.83で首位並走。西村美智子(香川)も6走52点の得点率8.67と僅差で続いており、シリーズリーダー争いは三つ巴の大混戦となっている。
さて予選最終日を迎える大村ヴィーナスシリーズだが、4日目の注目カードには3Rを挙げたい。
<大村 4日目 3R 予選>
1号艇 中里 優子(埼玉) 予選9位
2号艇 野田なづき(佐賀) 予選22位
3号艇 安井 瑞紀(岡山) 予選6位
4号艇 向井田真紀(広島) 予選20位
5号艇 山田 理央(香川) 予選36位
6号艇 仁科さやか(長崎) 予選18位
2号艇の野田なづき【冒頭の写真】は今節ここまで5・4・2・3・3着。得点率5.20で予選22位につけ、デビュー初準優出へ望みをつないできた。3日目終了時点での準優ボーダーは得点率5.60。野田はこのレースで1着なら得点率6.00で当確、2着なら得点率5.67で相手待ちという状況だ。
野田はこれまで2コースは通算39戦1勝で1着率3%、3連対率31%と苦戦気味。今年1月の江戸川戦で2コースまくりを決めたのが唯一の白星だ。ただ今期に入ってから2コースは6走して5・3・3・2・5・2着で、3連対率67%と安定感が飛躍的に増している近況。今節も2日目7R(進入固定)で2コース戦があったが、きっちり差して2着を取っている。初の準優出を目指してこの4日目3Rでどんな走りを見せるのか注目だ。
3号艇の安井瑞紀【写真上】は今節ここまで2・2・2・2・2着。2着5連発で予選6位につけている。今節手にしたモーター51号機は、初使用だった前節の一般戦で原田幸哉が乗って優出2着に入った注目機。地元のエースが仕上げたモーターを引き継ぎ、上々の舟足を見せている今節だ。
安井は前節の津ヴィーナスシリーズでデビュー初優出を飾るなど近況好調。勢いそのままに今節も予選上位争いに加わってきた。これまで準優出は10回あるが、その準優枠番はすべて3~6号艇だった。自身初の準優内枠を目指し、4日目は3R3号艇と10R4号艇で登場する。