レースリポート
注目63号機の山崎小葉音が自身初のまくり差しで1着 大村ヴィーナスシリーズ
2022.07.19
ナイター開催の大村ヴィーナスシリーズ(7月18日~23日開催)が開幕した。初日メーンカードの12R「発祥地ドリーム」は、1号艇の長嶋万記(静岡)が家事都合のため欠場となって5艇立てのレースに。2号艇の山川美由紀(香川)がインに入り、コンマ12のトップスタートで逃げ切った。2着には3号艇の細川裕子(愛知)、3着には5号艇の西村美智子(香川)が入り、3連単2-3-5で1110円の2番人気決着となっている。
戦いの幕が開いた大村ヴィーナスシリーズだが、今節は舟券のカギがモーターになってくるだろう。大村の現モーターは6月30日に使用開始されたばかりで今節がまだ3節目。素性が未知数な状態だ。
ただ、そんななかでも気になるモーターはいくつかある。まずは「63号機」だ。前節の4日間シリーズ(7月8日~11日開催)で藤原啓史朗が乗り、3日目まで展示1番時計6連発で2・2・1・2・2・1着の活躍を見せて優出。4日目の優勝戦では3号艇で6着に終わったが、快速パワーでV争いを沸かせた。
今節この63号機をゲットしたのが山崎小葉音(群馬)【冒頭の写真】だ。山崎は初日1Rに4号艇で登場すると、4カドからまくり差して快勝。山崎はこれまでデビュー通算19勝の内訳がまくり10本、逃げ8本、恵まれ1本だったが、通算20勝目で自身初のまくり差し1着となった。モーターは軽快な動きを見せているだけに2日目以降も目が離せない。
また「50号機」も必見だ。前節の一般戦(6月30日~7月4日開催)で西山貴浩が乗って1・1・3・2・1・1・1・1・1着のオール3連対V。原田幸哉らを破って優勝している。
今節この50号機を手にしたのが武井莉里佳(兵庫)【冒頭の写真】。前々節の丸亀一般戦でデビュー初優出を果たした128期の若手注目株だ。初日は2R5号艇の1回走りで登場し、5コースから握って回って3着と上々の走り。3連単1万5410円の高配当に貢献した。展示タイムでも断トツの1番時計を出していただけに2日目以降も楽しみだ。