レースリポート
イン10連勝中の中村桃佳が優勝戦1号艇 三国オールレディース
2022.07.16
三国オールレディース(7月12日~17日開催)は5日目が終了。17日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<三国 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 中村 桃佳(香川) 今年1コース1着率77%
2号艇 藤原 菜希(東京) 今年2コース1着率27%
3号艇 今井 裕梨(群馬) 今年3コース1着率8%
4号艇 寺田 千恵(岡山) 今年4コース1着率19%
5号艇 喜井つかさ(岡山) 今年5コース1着率5%
6号艇 角 ひとみ(広島) 今年6コース1着率0%
※()内は支部
予選トップ通過の中村桃佳【冒頭の写真】が準優をイン逃げで快勝。2・1・2・1・1・1・1・2・2・1着のオール2連対でポールポジションを手にした。
中村は今年インで31戦24勝の1着率77%という女子トップクラスの数字。5月13日から2カ月以上も負け知らずで、現在イン10連勝中だ。今年に入ってから中村のイン戦を破った女子レーサーは平高奈菜と中川りなのわずか2人だけ。女子戦ではほぼイン無敵を誇っている。
中村の優勝戦1号艇はこれが自身6回目で、過去5走は1・転・1・1・1着。1回だけ転覆を喫して敗れたことがあるが、それ以外はすんなり逃げ切っており信頼度十分だろう。
前節の平和島一般戦で約1年10カ月ぶりとなる久々の優勝を飾ったばかりの中村が、今度は23日ぶりの優勝を手にして2節連続Vを飾るのか注目したい。
対抗1番手は2号艇の藤原菜希【写真上】か。2・2・1・2・1・1・1・3・1着のオール3連対という充実の内容で優出を果たした。今節ここまで9走でトップスタート5本と踏み込みに迫力があり、
展示1番時計4本と舟足も軽快。2日目には1分48秒6という今節最速タイムもマークしており、機力は中村と遜色ない印象だ。
3号艇に速攻派の今井裕梨がいるだけに、今井が攻めて中村が抵抗する展開になる可能性も十分。そうなれば藤原がブイ際を差して抜け出すチャンスが広がってくる。好メンバーがそろった優勝戦は見応えあるレースになりそうだ。