レースリポート
浜田亜理沙が津の激戦制す! 関東地区勢がヴィーナス5戦連続V
2022.07.11
津ヴィーナスシリーズ(7月6日~11日開催)が11日に終了した。優勝戦は1号艇の浜田亜理沙(埼玉)【冒頭の写真】がイン逃げで快勝。2着に4号艇の香川素子(滋賀)、3着に5号艇の水野望美(愛知)が入り、3連単1-4-5で6280円の20番人気決着となっている。
勝った浜田は6月の多摩川ヴィーナスシリーズに続く今年2回目の優勝で通算5V。津では初めての優勝となっている。
今節の浜田は2・1・2・3・2・3・1・1・3・1・1着。手にしたモーターは2連対率25位の中堅機だったが、序盤から安定した走りを見せてV争いに加わる活躍。4日目に2コース差しと3コースまくり差しで連勝を飾り、大逆転で予選トップ通過を果たした。そして準優・優勝戦はインからきっちり逃げ切って快勝。節間オール3連対Vで2節ぶりの優勝を手にした。
浜田は今期に入ってから5節走って3優出2Vと近況絶好調。今期勝率7.86は堂々女子トップの数字だ。また今年の女子賞金ランキングも13位まで浮上。クイーンズクライマックス初出場に向けてボーダーラインへ手が届くところまできた。
浜田は次節7月24日からの若松オールレディースを走り、次々節は8月2日からの丸亀PG1レディースチャンピオンに参戦。いま女子で最も勢いのある浜田が、丸亀で女王の座を射止めても不思議ではないだろう。
なお今節の浜田の優勝により、ヴィーナスシリーズは5戦連続で関東地区勢が制することに。今年ヴィーナスシリーズ14節で関東勢が8Vと圧倒的な強さを見せている。長らく"西高東低"といわれてきた女子戦線だが、今年は勢力図が大幅に変化している。
【2022年ヴィーナスシリーズ優勝者】
1月16日 児島 土屋 南(岡山)
1月28日 江戸川 清水 沙樹(東京)★
2月9日 平和島 廣中智紗衣(東京)★
2月21日 浜名湖 土屋 南(岡山)
3月5日 戸田 平田さやか(東京)★
3月18日 宮島 三浦 永理(静岡)
4月1日 三国 平高 奈菜(香川)
4月13日 芦屋 平高 奈菜(香川)
4月20日 平和島 田口 節子(岡山)
5月16日 江戸川 前田 紗希(埼玉)★
5月29日 若松 藤原 菜希(東京)★
6月10日 多摩川 浜田亜理沙(埼玉)★
6月28日 桐生 今井 裕梨(群馬)★
7月11日 津 浜田亜理沙(埼玉)★
(※★は関東地区勢)