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地元・今井裕梨が20回目の優出で初V達成 桐生ヴィーナスシリーズ

2022.06.29

 桐生ヴィーナスシリーズ(6月23日~28日開催)が終了した。28日の優勝戦はインから先マイした1号艇の今井裕梨(群馬)【冒頭の写真】と、4コースからまくり差した4号艇の松本晶恵(群馬)による熾烈(しれつ)なマッチレースに。地元勢2人が抜きつ抜かれつの大激戦を演じ、パワーに勝る今井が3周1マーク握って突き放し先着した。3着には6号艇の山本梨菜(佐賀)が入り、3連単1-4-6で4280円の15番人気決着となっている。

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 今井裕梨は2003年5月デビューの92期生。初出走から約19年1カ月、通算20回目の優出でついに初Vを手にした。女子レーサーの初優勝は倉持莉々(1月19日・徳山男女ダブル戦)と前田紗希(5月16日・江戸川ヴィーナスシリーズ)に続いて今年3人目となっている。

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 今井は次節7月12日からの三国オールレディースに出場予定。7月から22期ぶりにA2級復帰を果たすことも決まっており、今後ますます注目度が高まってきそうだ。

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 松本晶恵は惜しくも競り負けて地元6回目の優勝はならず。それでも2着賞金72万円を加算して女子賞金ランキング14位まで上がってきた。松本は7月18日~8月16日までF休みを控えており、レディースチャンピオン出場も棒に振る苦しい状況だっただけに価値ある賞金の上積みとなっている。2年ぶり7回目のクイーンズクライマックス出場は十分に射程圏だ。

 實森美祐は優勝戦で5コースからコンマ00のタッチスタート。際どく難を逃れて4着に入った。實森は前節フライングを切ったばかりですでにF休み(8月8日~9月6日)を抱えており、もしここでF2となれば賞金女王戦線から完全に脱落となるところだったが命拾いする格好に。優勝戦4着で賞金44万円を加算し、女子賞金ランキング13位に浮上している。


【2022年女子賞金ランキング】(6月28日現在)
1位 遠藤 エミ 60,199,000円
2位 平高 奈菜 29,601,000円
3位 守屋 美穂 25,902,000円
4位 田口 節子 22,504,266円
5位 平山 智加 17,936,000円
6位 寺田 千恵 17,235,000円
7位 長嶋 万記 17,032,000円
8位 細川 裕子 16,961,000円
9位 中村 桃佳 16,236,000円
10位 落合 直子 15,661,000円
11位 日高 逸子 15,603,500円
12位 高田ひかる 14,785,500円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 實森 美祐 14,504,000円 (桐生優勝戦4着)
14位 松本 晶恵 14,230,000円 (桐生優勝戦2着)
15位 川野 芽唯 14,084,000円
16位 清水 沙樹 14,075,000円
17位 浜田亜理沙 14,026,000円
18位 金田 幸子 13,442,000円
19位 鎌倉  涼 13,401,000円
20位 宇野 弥生 13,225,000円 (桐生優勝戦5着)

68位 今井 裕梨  7,948,000円 (桐生優勝戦1着)
99位 渡邉真奈美  6,457,000円 (桐生優勝戦6着)
149位 山本 梨菜 4,473,000円 (桐生優勝戦3着)

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