レースリポート
今井裕梨・實森美祐ら初V目指す選手が4人も優出 桐生ヴィーナスシリーズ
2022.06.28
桐生ナイターのヴィーナスシリーズ(6月23日~28日開催)は5日目が終了。28日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。
<桐生 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 今井 裕梨(群馬) 優出20回目、優勝0回
2号艇 宇野 弥生(愛知) 優出92回目、優勝17回
3号艇 渡邉真奈美(東京) 優出5回目、優勝0回
4号艇 松本 晶恵(群馬) 優出120回目、優勝20回
5号艇 實森 美祐(広島) 優出9回目、優勝0回
6号艇 山本 梨菜(佐賀) 優出2回目、優勝0回
デビュー初Vを目指す選手が4人も優勝戦まで勝ち上がってくる波乱の展開となった。
1号艇の今井裕梨【冒頭の写真】はこれが20回目の優出。現役女子レーサーで優勝歴がない選手は130人あまりいるが、そのなかで20優出は最多の数字だ(※2位は西村歩と加藤綾で19優出)。2003年5月のデビューから約19年、悲願の初Vなるか注目が集まる。
今節の今井は2・1・1・3・3・2・5・1着。2連対率1位のエースモーター36号機とのコンビで圧倒的なパワーを見せてきた。今井の優勝戦1号艇はこれが自身2回目。2011年の桐生オール女子戦で1回経験しているが、そのときは寺田千恵の2コース差しに屈して惜しくもイン戦2着に敗れている。今度こそ勝ち切って地元で優勝を手にしたい。
3号艇の渡邉真奈美はこれが5回目の優出。準優で鮮やかな4コースまくりを決めて勝ち上がってきた。今期に入ってから1着7本のうち4本を"まくり"でマークするなど近況速攻力が光る。優勝戦でも初Vを目指して強気に攻めてくるのか注目だ。
5号艇の實森美祐【写真上】はこれが9回目の優出。前節フライングを切ったばかりの實森だが、今節ゼロ台スタートを3本も決めるなど果敢な踏み込みを連発してきた。アウトから展開を突く走りがうまいだけに、黄色いカポックでも見逃せない存在だろう。
6号艇の山本梨菜はこれが2回目の優出。昨年7月の住之江ヴィーナスシリーズ以来となる優勝戦進出を果たした。今節の山本は今年初めて体重を47.0キロまで絞ってくるなど気合十分。大外枠で金星を狙う。