レースリポート
G3イースタンヤング開幕! 6コース3割バッターの高田ひかるに注目!
2022.06.12
きのう11日(土)、ボートレース福岡で「G3第9回ウエスタンヤング」が始まった。
きょう12日(日)は「G3第9回イースタンヤング」開幕日である。戦いの舞台はボートレース津だ。
サブタイトルに「次世代スターの競演」とあるように、昨年5月1日から今年4月30日までの勝率上位者が覇を争う「U-30」の決戦は見どころ満載である。
優勝者には今年9月、多摩川で開催されるプレミアムG1ヤングダービーの優先出場権が与えられる。一戦一戦に将来がかかる若手の登竜門といっても過言ではない。
その初日、ドリーム戦(津12R)はまさに強豪ぞろいとなった。※上図参照
1号艇の上條暢嵩はG1ウイナー。2019年4月の下関ダイヤモンドカップを制している正真正銘の記念レーサーだ。
2号艇の関浩哉はG1V2。2018年に浜名湖ヤングダービーを取った後、やや調子を落としていたが、5月津の周年記念で優勝。今年はV4と実力・勢いとも誰にも負けない。
3号艇の上田龍星は、児島(1月)・津(2月)・住之江(3月)で優勝するなど堅調。直前の常滑周年記念でも優出3着としている。
4号艇の小池修平は5月に宮島一般戦で勝つと、6月初旬の浜名湖でも優勝。来期を含め5期連続A1が示す通りポテンシャルは高い。
5号艇の吉田裕平はドリームメンバーの中で最も若い25歳。2021年12月の常滑ルーキーシリーズ以来優勝はないが、外連味(けれんみ)なく戦うナイスガイだ。
そして、ドリーム戦紅一点は6号艇の高田ひかる。スリットからグイグイ出ていく舟足はファンのためのもの。ボートレースを愛し、醍醐味を演出してくれるアクトレスだ。
こうした好メンバーがそろったが、なかでも“決定的な伸び仕様”を誇る高田ひかるが6号艇なだけにレース予想の幅が増すというものだ。
高田の昨年1月からこれまでの各コース別データは以下のとおりである。
1コース1着率 62.0%(2連対率74.0%)
2コース1着率 36.1%(2連対率59.5%)
3コース1着率 43.6%(2連対率59.9%)
4コース1着率 32.7%(2連対率44.1%)
5コース1着率 11.9%(2連対率28.5%)
6コース1着率 10.2%(2連対率18.3%)
大外6コースからこれだけの1着率をたたき出せる選手は稀有。その3連対率となると30.5%にまで跳ね上がるのだ。
野球選手でいえば、6コースの3割バッターである。
ウエスタンヤングの渡邉優美同様、イースタンヤングの花となる可能性に期待せずにはいられない。