レースリポート
浜田亜理沙が8年9カ月ぶり優勝! 女子賞金ランキング15位に 多摩川ヴィーナスシリーズ
2022.06.10
多摩川ヴィーナスシリーズ(6月5日~10日開催)が10日に終了した。優勝戦は1号艇の浜田亜理沙(埼玉)【写真2枚とも】が快勝。インからコンマ11の好スタートで逃げ切った。2着には6号艇の藤原菜希(東京)、3着には4号艇の三浦永理(静岡)が入り、3連単1-6-4で7970円の24番人気決着となっている。
勝った浜田は2012年2月の児島女子リーグ、2013年6月の江戸川オール女子戦、2013年9月の桐生女子リーグに続く通算4回目の優勝。約8年9カ月ぶりの栄冠を手にした。
今節の浜田は1・1・1・1・1・1・2・3・1・1着。初日から5コース抜き、2コースまくり、3コースまくり差し、イン逃げ、4コースまくり、6コースまくり差しとピンラッシュを見せ、自己ベストタイの6連勝をマーク。4日目12Rでイン戦2着に敗れてパーフェクトVへの道は潰えたが、予選をぶっちぎりでトップ通過した。そして準優はインからコンマ07、優勝戦はインからコンマ11と好スタートを決めて逃げ快勝。節間8勝は自己ベストを更新する数字となった。
浜田は今年の女子賞金ランキングが今節開幕時点で19位だったが、この6日間で約204万円の大きな上積みに成功して一気に15位まで浮上。クイーンズクライマックス出場ボーダーまでわずか36万円差という位置まで上がってきた。
昨年の雪辱に向けて準備は整った。2021年の浜田は8月末の時点で女子賞金ランキング12位につけていたが、9月と10月に立て続けに2本のフライングを切って失速。レディースチャレンジカップ初出場の権利はF休みで棒に振り、クイーンズクライマックス初出場もかなわず、年間女子賞金ランキング24位に終わった。
今年は賞金女王戦線をにぎわす存在になってくる可能性十分。勢いに乗ってきた浜田が今後さらにランクアップしてくるのか目が離せない。
【2022年女子賞金ランキング】(6月10日、20時10分現在)
1位 遠藤 エミ 57,809,000円
2位 平高 奈菜 26,699,000円
3位 守屋 美穂 24,197,000円
4位 田口 節子 19,591,266円
5位 寺田 千恵 15,832,000円
6位 落合 直子 15,430,000円
7位 長嶋 万記 15,167,000円
8位 細川 裕子 15,060,000円
9位 日高 逸子 14,721,000円
10位 平山 智加 14,472,000円
11位 高田ひかる 13,939,500円
12位 中村 桃佳 13,319,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 清水 沙樹 13,091,000円
14位 川野 芽唯 13,061,000円
15位 浜田亜理沙 12,959,000円 (多摩川優勝戦1着)
16位 實森 美祐 12,834,000円
17位 倉持 莉々 12,358,000円
18位 金田 幸子 11,927,000円
19位 清埜 翔子 11,786,000円
20位 平田さやか 11,670,066円
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24位 三浦 永理 10,889,000円 (多摩川優勝戦3着)
28位 藤原 菜希 10,631,000円 (多摩川優勝戦2着)
41位 廣中智紗衣 8,981,733円 (多摩川優勝戦4着)
73位 富樫 麗加 6,915,000円 (多摩川優勝戦不完走)
97位 喜井つかさ 5,742,000円 (多摩川優勝戦転覆)