レースリポート
東京女子旋風続く! 藤原菜希が若松ヴィーナスシリーズ優勝
2022.05.30
若松ヴィーナスシリーズ(5月23日~29日開催。27日は強風のため中止順延)が終了した。29日の優勝戦は2号艇の藤原菜希(東京)【写真2枚とも】が快勝。2コースからコンマ09のトップスタートで差しハンドルを決めた。1号艇の細川裕子(愛知)は逃げ切りならず、2マーク、2周1マークと藤原に全速ターンで肉薄したが無念の2着。3着には5号艇の三浦永理(静岡)が入り、3連単は2-1-5で3660円の15番人気決着となった。
勝った藤原は通算4回目の優勝。2019年3月の大村オールレディース、2019年4月の平和島オールレディース、今年3月の戸田一般戦に続く栄冠を手にした。
今節の藤原は1・3・1・1・2・2・2・1・1着。手にしたモーター55号機は2連対率27位の中堅機だったが、初日にイン逃げ、2日目に2コース差し、3日目に4コースまくり差しを決めるなど軽快な走りを披露。予選を2位で通過し、準優でイン逃げ、優勝戦で2コース差しを決めて頂点に立った。オール3連対Vは自身初となっている。
"東京女子旋風"いまだ吹き止まずだ。今年に入って女子レーサーの優勝は28件あるが、そのうち6件が東京支部。これは支部別で岡山に次いで2番目に多い数字だ。昨年は東京支部女子レーサーの優勝がゼロだったが、今年は快進撃が続いている。
【2022年支部別女子レーサー優勝回数】
1位 岡山支部 7回 (守屋美穂3V、土屋南2V、田口節子1V、金田幸子1V)
2位 東京支部 6回 (藤原菜希2V、廣中智紗衣1V、平田さやか1V、清水沙樹1V、倉持莉々1V)
3位 香川支部 5回 (平高奈菜4V、平山智加1V)
4位 福岡支部 3回 (渡邉優美2V、日高逸子1V)
5位 滋賀支部 2回 (遠藤エミ2V)
6位 埼玉支部 1回 (前田紗希1V)
6位 静岡支部 1回 (三浦永理1V)
6位 愛知支部 1回 (宇野弥生1V)
6位 大阪支部 1回 (落合直子1V)
6位 山口支部 1回 (佐々木裕美1V)
藤原の次節は6月5日から多摩川ヴィーナスシリーズ。地元女子レースに参戦する。この多摩川には藤原のほかにも、今節優出4着の永井聖美や、廣中智紗衣、平田さやか、清水沙樹、富樫麗加らが参加予定。東京女子旋風が地元でも巻き起こることになるのか。