レースリポート
好モーターの戸敷晃美や中村かなえに注目 若松ヴィーナスシリーズ
2022.05.24
若松ヴィーナスシリーズ(5月23日~28日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリーム戦は5号艇の海野ゆかり(広島)が快勝。5コースから鮮やかにまくり差しを決めた。2着には4カドからまくって攻めた4号艇の櫻本あゆみ(東京)、3着には道中追い上げた2号艇の細川裕子(愛知)が入り、3連単5-4-2で3万4180円。76番人気の高配当決着となっている。
さて初日のレースだが、ドリーム戦のほかにも外枠勢が勝ったレースが2つあった。1Rでは5号艇の戸敷晃美(福岡)【冒頭の写真】が1着。4コースから力強くまくり差しを決めた。
戸敷が今節手にしたモーターは37号機。これまで15節走って1優出0Vと一見平凡な成績だ。しかし近況9節連続で準優出中と安定感は抜群で、2連対率も今節6位と上位にランクイン。3月のG1若松周年では田村隆信が乗って予選トップ通過していた。初日からさっそくパワーを見せつけただけに、2日目以降も見逃せない。
11Rでは6号艇の中村かなえ(東京)【写真上】が1着。6コースからトップスタートで豪快にまくり切った。
中村が今節手にしたモーター7号機は2連対率13位タイ。4月のG3企業杯で平尾崇典が節間10走オール展示1番時計をマークして優勝し、翌節も沖島広和が節間7走で6本の展示1番時計を出して優勝するなど近況快速パワーが光るモーターだ。中村も前検タイム4位と好気配を見せ、初日2走いずれも断トツの展示1番時計を出す韋駄天(いだてん)ぶり。目が離せない存在となってきそうだ。