レースリポート
130期生続々とデビュー ラストの登場は本田愛
2022.05.19
ボートレース界にとって5月はルーキーデビューの月。すでに初戦を済ませた者もいるが、今月中に全員が実戦を経験することになる。プロの仲間入りだ。この130期は52名が入所したが、修了できたのは全員で27名。うち女子は6名である。
続々とプロデビューしている中、最後に登場するのが小宮涼雅(岡山支部)と本田愛【写真トップ】(静岡支部)。ともに今月28日(土)、地元でのお目見えである。
「小学校4年生の時に一緒に浜名湖に来た…」という本田愛の父親は元モトクロス・ライダー。母親は元バレーボール選手というスポーツ一家に育っている。
自身も県立浜松商業高校でバレーボールをしていたアスリートは「男性レーサーに交じって女性が戦う姿に魅力を感じ」3回目の受験で養成所に合格している。
「目標としたいレーサーは長嶋万記さん【写真上】」だという。
その大きな存在に近づくため、「強気なレーサーになりたいです。そしてスピードのある旋回をしたいです」と語りながら、「ボートを安定させることから心がけていきます」とも語った。自分を見つめる力がありそうだ。
「デビュー戦で得た賞金で家族にうなぎをごちそうしたい」と話した20歳の本田愛。
見せ場をつくり、ファンに貢献して、“うな重特上”ごちそうといけば、これほどうれしいデビュー戦はないだろう。期待したい。