レースリポート
B級勢活躍の江戸川ヴィーナスシリーズ A級の長嶋万記や清水沙樹が予選突破へ勝負
2022.05.13
江戸川ヴィーナスシリーズ(5月11日~16日開催)は13日、3日目が終了した。前田紗希(埼玉)が1・3・1・2・2着のオール3連対で予選首位に浮上。予選2位に谷川里江(愛知)、予選3位に中村かなえ(東京)がつけている。
今節は「B級勢」の活躍が目立つ展開に。予選首位の前田紗希を筆頭に、予選4位に津田裕絵(山口)、予選7位に西岡成美(徳島)、予選8位に大石真央(静岡)がつけるなど、準優進出圏内の12位までにB級が6人も入っている。
そんななか迎える予選最終日のシリーズ4日目だが、注目カードには9Rを挙げたい。
<江戸川 4日目 9R 予選特賞>
1号艇 清水 沙樹(東京・A2) 予選14位
2号艇 津田 裕絵(山口・B1) 予選 4位
3号艇 山崎小葉音(群馬・B1) 予選27位
4号艇 田村 美和(東京・B1) 予選28位
5号艇 孫崎 百世(滋賀・B1) 予選26位
6号艇 長嶋 万記(静岡・A1) 予選12位
※()内は支部と現級
1号艇は地元の清水沙樹【写真上】。ここまで1・6・3・4・2着で予選14位となっており、準優ボーダーの下にいる苦しい状況だ。
清水は当地4優出2Vを誇る女子屈指の江戸川巧者。2012年の江戸川男女ダブル戦で6コースまくり差しを決めてデビュー初Vを飾り、今年1月の江戸川ヴィーナスシリーズでも4コースまくりを決めて優勝している。今節は江戸川ヴィーナスシリーズ2連覇をかけての参戦だったが、予選落ちのピンチを迎えている状態。4日目は4R5号艇と9R1号艇の2回走りで底力を見せたいところだ。
6号艇の長嶋万記【冒頭の写真】は3・3・1・2・6着で予選12位。3日目10Rで手痛い6着大敗を喫して準優ボーダー付近まで下がってきた。
長嶋も江戸川4優出1Vと当地相性は上々。2016年に江戸川オールレディースで優勝した実績を持つ。ただ近況は江戸川2節連続でアクシデントに見舞われており、昨年6月の江戸川オールレディースでは3日目まで予選2位につけていながら4日目に痛恨のFを切って賞典除外、今年1月の江戸川ヴィーナスシリーズでは2日目に転覆で減点5を喫したのが響いて予選19位で敗退となっている。
4日目の長嶋はこの9R6号艇の1回走り。2着目安の勝負駆けとなりそうだ。今年6コースは11走して1着ゼロ、2着1本と苦戦しているが、準優進出のかかる大一番でどんな走りを見せるのか注目したい。