レースリポート
来期級別昇格組の津田裕絵らがV争いリード 江戸川ヴィーナスシリーズ
2022.05.12
江戸川ヴィーナスシリーズ(5月11日~16日開催)は12日に2日目が終了した。現時点での予選得点率上位12人(準優2個レース制)は以下のとおり。
1 津田 裕絵(山口・B1級) 10.33
2 谷川 里江(愛知・A2級) 10.00
3 浜田亜理沙(埼玉・A1級) 9.67
4 大石 真央(静岡・B1級) 9.33
5 遠藤 エミ(滋賀・A1級) 8.75
6 前田 紗希(埼玉・B1級) 8.75
7 長嶋 万記(静岡・A1級) 8.67
8 中村かなえ(東京・A2級) 8.00
9 平田さやか(東京・A2級) 8.00
10 冨名腰桃奈(福岡・B1級) 7.33
11 石井 裕美(東京・B1級) 7.25
12 喜多那由夏(静岡・B1級) 7.00
※()内は支部と現級
今節ここまで目立っているのは"来期級別昇格組"だ。今節出場メンバーのなかで来期に級別が上がる選手は3人。それが予選1位の津田裕絵【冒頭の写真】、予選2位の谷川里江【写真下】、予選6位の前田紗希で、V争い上位グループの中にいる。
津田は現在B1級だが、来期適用勝率5.46をマークして2期ぶりのA2級復帰が決定。前節の下関オールレディースで約10カ月ぶりの優出を飾るなど近況リズムを上げている。
今節はここまで1・1・1着で無傷の3連勝。4コースまくり、3コース抜き、1コース抜きと巧みに波風を乗りこなして予選首位を快走している。津田は2018年江戸川オールレディースで優出5着に入るなど当地好相性。江戸川通算勝率は6.14で、これは津田にとって24場のなかで最も高い数字だ。得意の江戸川でこのまま快進撃を続けてV争いを引っ張るのか注目したい。
谷川里江は現在A2級だが、来期適用勝率6.25をマークしてA1級昇格が決定。実に9期ぶりのA1返り咲きとなった。54歳となった今なおその走りは健在だ。
谷川は女子屈指の江戸川巧者として知られ、当地通算10優出2Vの実績。江戸川10優出は現役女子レーサーのなかで断トツの数字だ(※2位は宮本紀美で7優出)。今節もここまで1・1・2着のオール2連対で予選2位と快調。女子トップクラスの波乗り技術を堪能したい。
前田紗希は現在B1級だが、来期適用勝率5.89をマークしてA2級初昇格。新期初戦となる今節もここまで1・3・1・2着のオール3連対で予選6位と好調だ。江戸川の女子レースはデビュー初Vも比較的多いだけに、今節は前田に初優勝の期待がかかってきてもおかしくないだろう。