レースリポート
前田紗希ら若き江戸川巧者たちが躍動! 江戸川ヴィーナスシリーズ
2022.05.12
江戸川ヴィーナスシリーズ(5月11日~16日開催)が開幕した。初日メーンカードの12R江戸川選抜戦は1号艇の遠藤エミ(滋賀)が快勝。インからコンマ09のトップスタートで逃げ切った。2着には2号艇の浜田亜理沙(埼玉)、3着には4号艇の長嶋万記(静岡)が入り、3連単1-2-4で910円の2番人気決着となっている。なお遠藤は前半7Rも4コースまくりで勝っており、初日2連勝で予選首位に立っている。
さて初日のレースを振り返ると、目立ったのは若手の江戸川巧者たちだ。
115期の前田紗希(埼玉)【冒頭の写真】は3Rで2コースまくり一撃。後半8Rも道中追い上げて3着に連絡みし、得点率8.00で予選9位につけている。
前田は江戸川出場が過去2節しかないが、当地前走となる2019年12月の一般戦で優出する活躍。5コースまくり差し、イン逃げ、6コースまくり差しと派手な勝ちっぷりを連発して予選を突破し、準優で2着に入って優勝戦まで勝ち上がっている。
前田は4月末に締め切られた前期勝率で5.89をマークして、7月からはA2級初昇格を決めるなど近況実力急上昇中。今節のV争いをにぎわしても不思議ではない存在だろう。
124期の大石真央(静岡)は2Rでイン逃げ快勝。コンマ09のトップスタートで逃げ切った。後半9Rも3コースから3着にまとめ、得点率8.50で予選7位につけている。
大石はこれまで江戸川を4節走り、当地通算勝率は4.14(今節開幕時点)という数字。これは大石にとって24場のなかで下関(4.61)、若松(4.22)に次いで3番目に高い勝率だ。
当地前走は昨年6月の江戸川オールレディースで、このときは4コースまくりと3コースまくりで節間2勝をマークする活躍。減点10が響いて得点率4.83で予選落ちしたが、もし減点がなければ得点率6.50という高い数字だった。波風を苦にしないタイプだけに2日目以降も注目しておきたい。