レースリポート
初日途中中止で仕切り直し 通算998勝は平高奈菜! 唐津オールレディース
2022.04.29
唐津オールレディース(4月29日~5月5日開催に順延)は29日に開幕したが、1Rから10メートル近い追い風が吹き安定板使用。3Rには風速が11メートルとなって2周戦へ周回短縮。しかし風は一層強まっていき、4Rの本番発走前に中止が決定された。期末の30日は2日目として仕切り直し。中止順延で最終日は5月5日となった。
モーニングレースの今節はA1勢から岩崎芳美(徳島)、海野ゆかり(広島)、平高奈菜(香川)、櫻本あゆみ(群馬)、遠藤エミ(滋賀)、高田ひかる(三重)、實森美祐(広島)が参戦。このうち實森は追い風強い初日2Rで2コースまくり快勝。また、岩崎は3Rで若手の大石真央を2マークまくって2着に入り、強風下でも安定した走りだった。
初日に予定されていたメーンカード12Rのドリーム戦は、そのままのメンバーで2日目12Rに行われる。
<唐津 2日目 12R ドリーム>
1号艇 遠藤 エミ(滋賀) 今年1コース1着率65%
2号艇 平高 奈菜(香川) 今年2コース1着率36%
3号艇 高田ひかる(三重) 今年3コース1着率20%
4号艇 海野ゆかり(広島) 今年4コース1着率0%
5号艇 實森 美祐(広島) 今年5コース1着率8%
6号艇 櫻本あゆみ(群馬) 今年6コース1着率0%
※()内は支部
注目はなんといっても平高奈菜【冒頭の写真】だ。現在3節連続優勝中と絶好調。3月27日~4月1日の三国ヴィーナスシリーズで今年初優出初Vを飾って勢いに乗ると、4月8日~13日の芦屋ヴィーナスシリーズは節間オール3連対Vで制し、4月22日~25日の丸亀一般戦では優勝戦で圧巻の6コースまくり差しを決めて優勝。破竹の快進撃を見せている。
そして丸亀優勝戦での1着がデビュー通算998勝目。1000勝の大台までマジック2として今節を迎えている。初日は途中中止で出番がなかったが、仕切り直しの2日目は7R6号艇と12R2号艇で登場。連勝で一気に大台到達の可能性もある。目が離せない1節となりそうだ。
ただこの12Rドリーム戦はA1級6人が並ぶ強力メンバー。1号艇にはSGタイトルホルダーの遠藤エミが仁王立ち、3号艇には3カドまくりを十八番とする高田ひかる【写真上】がいる。
4号艇の海野ゆかりは2017年の唐津オールレディース覇者。6号艇の櫻本あゆみは2014年の唐津オールレディースで10連勝パーフェクトVを成し遂げてデビュー初優勝を飾った経験を持つ。
5号艇の實森美祐も前節の芦屋ヴィーナスシリーズで約7カ月ぶりの優出をマークし、前述のように風速8メートルの今節初日2Rでも軽々とまくって好リズムを感じさせた。大激戦必至の楽しみなドリーム戦だ。