レースリポート
田口節子が平和島ヴィーナスシリーズ制覇で待望の今年初V
2022.04.20
平和島ヴィーナスシリーズ(4月15日~20日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の田口節子(岡山)【冒頭の写真】が快勝。インからコンマ16のスタートで逃げ切った。2着には2号艇の堀之内紀代子(岡山)が入って岡山支部のワンツー。3着争いは6号艇の高田ひかる(三重)が制し、3連単1-2-6で2680円の11番人気決着となっている。
勝った田口は昨年12月の福岡クイーンズクライマックス以来となる優勝で待望の今年初V。通算では66回目の優勝で、平和島では7回目の優勝となっている。
今節の田口は1・1・3・2・1・4・1・3・1・1着。6勝をマークする活躍で頂点に立った。これで今期勝率は今節開幕時点の7.94から7.98までアップ。女子1位を独走しており(※2位は平高奈菜で7.17)、田口の2期連続7回目の女子勝率ナンバーワンは確定的だ。
田口にとって期別勝率の自己ベストは前期(2022年前期級別審査期間)にマークした7.85。今期はそれを上回るペースとなっている。次節は4月26日~29日の住之江一般戦に出場予定で、これが今期ラストになる。自己ベスト更新、さらには自身初の8点台を目指す戦いに注目したい。
なお優勝戦2着に入った堀之内紀代子は、今節開幕時点で6.30だった今期勝率が6.42までアップ。A1級キープへ大きく前進した。もし2期連続のA1級となれば堀之内にとって意外にも自身初だ。
優勝戦4着の原田佑実は、今節開幕時点で6.16だった今期勝率が6.36まで大幅アップ。6期ぶりのA1級復帰を手繰り寄せる大きな一節となった。
清水沙樹は無念の優勝戦5着。前日終了時点で今期勝率は6.16だったが、6.14にダウンした。これで今期の出走予定は終了。A1級ボーダー(現状6.19前後)にあと一歩届かなかった。それでも今節の活躍で今年の女子賞金ランキングは11位まで上昇。今年4優出1Vと好調な清水がクイーンズクライマックス出場権争いの台風の目となりつつある。
【2022年女子賞金ランキング】(4月20日、20時現在)
1位 遠藤 エミ 50,792,000円
2位 守屋 美穂 17,372,000円
3位 田口 節子 14,303,000円 (平和島優勝戦1着)
4位 寺田 千恵 11,304,000円
5位 平高 奈菜 10,754,000円
6位 日高 逸子 10,749,000円
7位 渡邉 優美 10,053,000円
8位 長嶋 万記 9,622,000円
9位 落合 直子 9,484,000円
10位 細川 裕子 9,360,000円
11位 清水 沙樹 9,087,000円 (平和島優勝戦5着)
12位 平山 智加 8,821,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 中村 桃佳 8,629,000円
14位 高田 ひかる 8,541,500円 (平和島優勝戦3着)
15位 倉持 莉々 8,395,000円
16位 松尾 夏海 8,229,000円
17位 土屋 南 8,191,000円
18位 平田 さやか 8,148,066円
19位 川野 芽唯 8,134,000円
20位 實森 美祐 8,123,000円
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35位 堀之内紀代子 6,302,000円 (平和島優勝戦2着)
50位 原田 佑実 5,707,733円 (平和島優勝戦4着)
102位 永井 聖美 3,849,000円 (平和島優勝戦6着)