
レースリポート

川野芽唯・日高逸子ら地元福岡勢が優勝戦ピット独占を目指す 芦屋ヴィーナスシリーズ
2022.04.09
芦屋ヴィーナスシリーズ(4月8日~13日開催)は9日に、2日目が終了した。寺田千恵(岡山)が1・2・1・1着で予選首位に浮上。予選2位に平高奈菜(香川)、予選3位に川野芽唯(福岡)【冒頭の写真】と100期勢2人がつけている。
さてシリーズ序盤を終えた芦屋ヴィーナスシリーズだが、V争いを占う上で注目なのはやはり地元の福岡支部勢だろう。今節は福岡勢が21人も参戦しており、出場全46人のうち46%と半分近くを占める大所帯だ。
近年の芦屋女子レースを振り返ると、福岡支部勢の優出は以下のとおりになる。
2019年10月 VS 大山千広(2着)、川野芽唯(4着)
2020年8月 AL 日高逸子(優勝)、小野生奈(6着)
2020年12月 VS 川野芽唯(優勝)、深川麻奈美(4着)
2021年2月 LA 小野生奈(優勝)、竹井奈美(3着)
2021年8月 VS※大山千広、中川りな、大橋栄里佳
2021年10月 AL 中川りな(優勝)、渡邉優美(2着)、川野芽唯(6着)
(※2021年VSは最終日中止のため優勝戦が行われず)
(※略称:VSはヴィーナスシリーズ、ALはオールレディース、LAはレディースオールスター)
昨年10月の芦屋オールレディースでは中川りなが優勝するなど福岡勢3人が優出。昨年8月の芦屋ヴィーナスシリーズは最終日が中止打ち切りとなってしまったが、大山千広が優勝戦1号艇になるなど3人が優出していた。さらにさかのぼっても福岡勢は2人以上の優出者を出すのが常で、多くの大会で優勝を手にしている。圧倒的な選手層を武器に他支部を圧倒してきた。

今節も福岡勢がV戦線のカギを握ってくることは間違いないだろう。ここまで1・1・2着で予選3位につけている川野芽唯や、3・1・1着で予選4位の魚谷香織らが気配良好。中川りなは初日6・6着と大敗したが2日目3・1着で予選15位まで巻き返してきただけに楽しみだ。さらに3・3・4着で予選23位とやや苦戦気味の日高逸子【写真上】や、3・5・2着で予選26位の藤崎小百合らが立て直してくれば一段と層は厚くなる。今節は福岡支部が優勝戦ピットをいくつ占めるのか注目したい。