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守屋美穂が多摩川オールレディース制覇 男女通じた賞金ランキングで24位浮上

2022.04.06

 多摩川オールレディース(4月1日~6日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の守屋美穂(岡山)【写真3枚とも】が快勝。インから逃げ切って多摩川初Vを飾った。2着争いは3号艇の田口節子(岡山)が制して岡山支部のワンツーに。3着には2号艇の落合直子(大阪)が入り、3連単1-3-2で890円の2番人気決着となっている。

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 勝った守屋は今年3回目の優勝で通算25V。4月6日での年間3Vは自己最速のペースだ(これまでの最速は2021年の5月19日)。

 今節の守屋は1・1・3・1・1・3・1・6・1・1着。2連対率5位の好モーター58号機をきっちり仕上げ、節間7勝で他を寄せ付けず頂点に立った。

 今節を振り返ると大きなポイントとなったのは「気候」だ。シリーズ前半はまだ冬の名残が強く、特に2日目・3日目は冷たい雨も降って気温は最低8.5℃まで低下。しかしシリーズ後半に入ると一気に春本番を迎え、特に最終日は気温が最高20.0℃まで上昇。1節の間に10℃以上も差が生まれ、プロペラ調整などが難しいシリーズになった。そのためシリーズ前半に好調だった選手が後半に入ってリズムを崩したり、逆に前半不調だった選手が後半に入って好走を連発したりというケースが相次いだ。

 そんななか節間通して活躍したのが、守屋美穂、田口節子、落合直子、大山千広といった顔ぶれだ。ちなみに今節出場メンバーのなかでの今期勝率(今節開幕時点)ベスト4は、1位が田口(7.89)、2位が落合(7.10)、3位が大山(6.81)、4位が守屋(6.80)だった。地力に勝る選手たちが調整力を見せつけて他を圧倒するシリーズになった印象だ。

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 守屋はこの優勝で賞金105万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは2位で変わらないが、男女通じた賞金ランキングでは24位まで上がってきた。グランプリ出場を目標に掲げてもいい位置につけており、今後の走りからますます目が離せない。


【2022年女子賞金ランキング】(4月6日、20時現在)
1位 遠藤 エミ 49,535,000円
2位 守屋 美穂 16,781,000円 (多摩川優勝戦1着)
3位 田口 節子 12,323,000円 (多摩川優勝戦2着)
4位 渡邉 優美 10,053,000円
5位 寺田 千恵 9,612,000円
6位 日高 逸子 9,404,000円
7位 落合 直子 8,828,000円 (多摩川優勝戦3着)
8位 平高 奈菜 8,685,000円
9位 平山 智加 8,400,000円 (多摩川優勝戦5着)
10位 松尾 夏海 8,229,000円
11位 長嶋 万記 8,177,000円
12位 細川 裕子 8,117,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 平田さやか 7,889,066円
14位 清水 沙樹 7,663,000円
15位 谷川 里江 7,574,000円 (多摩川優勝戦6着)
16位 倉持 莉々 7,283,000円
17位 實森 美祐 7,006,000円
18位 中村 桃佳 6,998,000円
19位 土屋  南 6,910,000円
20位 鎌倉  涼 6,827,000円

42位 大山 千広 5,372,000円 (多摩川優勝戦4着)

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