レースリポート
平高奈菜がまくり一撃で三国ヴィーナス優勝! 女子賞金ランキング7位まで挽回
2022.04.01
三国ヴィーナスシリーズ(3月26日~4月1日開催、26日は中止順延)が1日、終了した。優勝戦は追い風8メートル、波高7センチの厳しい水面コンディションで安定板使用の2周戦となるなか、4号艇の平高奈菜(香川)【写真2枚とも】が快勝。4カドからコンマ16のスタートで抜け出して一気にまくり切った。2着には1号艇の五反田忍(大阪)、3着には2号艇の鎌倉涼(大阪)が入り、3連単4-1-2で5260円の18番人気決着となっている。
勝った平高は昨年11月の若松ヴィーナスシリーズ以来となる優勝で通算30V。三国では2015年3月の男女ダブル戦と2015年6月の男女ダブル戦に続く3回目の優勝となった。平高はこの優勝で賞金98万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日9位から7位に上がった。今年ここまで6節走って優出ゼロと波に乗れていなかったが、この今年初優出初Vで勢いに乗ってくる可能性十分だろう。
また平高は今節5勝を加算してデビュー通算988勝に。大台まであと12勝に迫ってきた。今後の出場予定は4月8日からの芦屋ヴィーナスシリーズ、4月22日からの丸亀一般戦、4月29日からの唐津オールレディース、5月9日からのG1津周年、5月24日からの宮島SGボートレースオールスターだ。2007年5月11日にデビューしてからもうすぐ丸15年。ハイペースで白星を重ねてきた平高がいつ1000勝に到達するのか注目したい。
なおSGボートレースクラシックに続く2節連続Vを狙った遠藤エミ(滋賀)は優勝戦6号艇で4着。賞金44万円を獲得し、今年の獲得賞金を約4953万5000円に伸ばした。男女通じた賞金ランキングで首位を走る遠藤にとって、こうした一走一走の地道な積み重ねが女子史上初のグランプリ出場という偉業への道になってくる。次節は4月4日からのびわこ一般戦に出場。SGタイトルホルダーとなってから初めての地元凱旋(がいせん)を迎える。
【2022年女子賞金ランキング】(4月1日、19時現在)
1位 遠藤 エミ 49,535,000円 (三国優勝戦4着)
2位 守屋 美穂 15,004,000円
3位 田口 節子 10,754,000円
4位 渡邉 優美 10,053,000円
5位 寺田 千恵 9,179,000円
6位 日高 逸子 9,058,000円
7位 平高 奈菜 8,685,000円 (三国優勝戦1着)
8位 松尾 夏海 8,229,000円
9位 細川 裕子 7,955,000円
10位 清水 沙樹 7,663,000円
11位 長嶋 万記 7,611,000円
12位 落合 直子 7,469,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 平田さやか 7,205,066円
14位 平山 智加 7,171,000円
15位 實森 美祐 7,006,000円
16位 中村 桃佳 6,998,000円
17位 鎌倉 涼 6,827,000円 (三国優勝戦3着)
18位 清埜 翔子 6,679,000円 (三国優勝戦6着)
19位 三浦 永理 6,642,000円
20位 土屋 南 6,613,000円
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39位 松本 晶恵 5,251,000円 (三国優勝戦5着)
46位 五反田 忍 4,911,600円 (三国優勝戦2着)