レースリポート
夫婦そろってフレッシュルーキー! 山下夏鈴と宇留田翔平
2022.03.31
間もなく4月。桜前線の北上とともに春爛漫(らんまん)となる。
芽吹き、花咲き、新緑の季節がやってくる。新しい力はまばゆいばかりだ。
「フレッシュルーキー」は登録5年以内の各レース場推薦選手(各場2名ずつ)48名が該当する。ボートレース津が選出したのが山下夏鈴と宇留田翔平。このふたり【写真】は夫婦である。
ともに121期生として地元津でデビューしているが、日にちが違う。
山下夏鈴が11月14日、宇留田翔平は11月5日である。
山下夏鈴は三重県立名張高等学校の出身。高校まで新体操に打ち込んだアスリート。高校時代にはインターハイに出場している。
一方、宇留田翔平は高校球児。三重県立津西高等学校を卒業してから4度の受験で養成所に入っている。
ボートレース競技に対する感じ方について…
「新体操で鍛えた柔らかさが、ボートに乗る姿勢を保つのに役立った」と山下夏鈴が言えば、
宇留田翔平は「子どもの頃からレースを見てきて単純な乗り物に見えたけど、扱うのは奥深い」と語っている。
また、目標とする先輩レーサーについて…
山下夏鈴は、最年少(25歳)で徳山レディースチャンピオンを制した本部めぐみを、
宇留田翔平は、支部の実力者で攻めのレースがかっこよく映る新田雄史を挙げる。
いずれも大きな目標だが、目指す先が明確であるほどブレは少ない。きっと到達できると信じたい。
2020年12月に結婚したふたりが「フレッシュルーキー」として力を合わせ、上昇気流に乗る2022年としたいものだ。