レースリポート
東京女子の勢い止まらず 平田さやか戸田ヴィーナスシリーズ制覇!
2022.03.05
戸田ヴィーナスシリーズ(2月28日~3月5日開催)が5日、終了した。優勝戦は4号艇の平田さやか(東京)が快勝。4コースからまくり差しを決めて頂点に立った。2着に1号艇の金田幸子(岡山)、3着に3号艇の大橋栄里佳(福岡)が入り、3連単4-1-3で1万0860円の高配当決着となっている。
勝った平田は2019年12月の徳山クイーンズクライマックスシリーズ戦以来となる約2年3カ月ぶりの優勝で通算2V。戸田では当地4回目の優出で初Vとなった。
今節の平田は3・6・2・1・1・2・1・4・2・2・1着。手にしたモーター35号機は2連対率42位タイで下から3番目という低勝率機だったが、2日目に1コース抜き、3日目に2コースまくり、4日目に1コース逃げと内枠で白星を重ねて予選4位に入る活躍。準優2号艇で2着に入って優出切符を手にした。そして優勝戦では3コースの大橋栄里佳がまくって攻めたところを冷静に展開を突いて4コースまくり差し一閃(いっせん)。青いカポックでVゴールを駆け抜けた。
今年に入って女子レーサーの優勝はのべ11件あるが、そのうち実に4件が東京支部。1月の徳山男女ダブル戦で倉持莉々がデビュー初Vを飾って口火を切ると、1月の江戸川ヴィーナスシリーズで清水沙樹、2月の平和島ヴィーナスシリーズで廣中智紗衣、そして3月の戸田ヴィーナスシリーズで平田さやかと次々に優勝を果たしている。東京支部女子レーサーの優勝は昨年0件だったが、今年に入って快進撃が続いている状態だ。
今後の女子レース開催予定を見ると、4月に多摩川オールレディース、平和島ヴィーナスシリーズ、5月に江戸川ヴィーナスシリーズ、戸田オールレディースと春先に関東圏での開催が数多くある。"東京女子"の大暴れがまだまだ続きそうな気配十分だ。
【2022年 女子レーサーの優勝】
1月8日 大村AL 平山 智加(香川)
1月16日 児島VS 土屋 南(岡山)
1月19日 徳山W 倉持 莉々(東京)
1月22日 多摩川AL 渡邉 優美(福岡)
1月28日 江戸川VS 清水 沙樹(東京)
2月6日 若松W 守屋 美穂(岡山)
2月9日 平和島VS 廣中智紗衣(東京)
2月15日 唐津AL 落合 直子(大阪)
2月21日 浜名湖VS 土屋 南(岡山)
2月27日 桐生LA 守屋 美穂(岡山)
3月5日 戸田VS 平田さやか(東京)
※略称:ALはオールレディース、VSはヴィーナスシリーズ、Wは男女ダブル戦、LAはレディースオールスター
()内は支部