レースリポート
ゼロ台スタート6連発中の土屋南が優勝戦一撃狙う 浜名湖ヴィーナスシリーズ
2022.02.20
浜名湖ヴィーナスシリーズ(2月16日~21日開催)は5日目が終了した。準優勝戦は風速7~8メートルの強い追い風が吹き荒れるなか、安定板使用の2周戦で行われ、優勝戦に進む6人のメンバーが決まった。
<浜名湖 最終日 12R 優勝戦>
1号艇 山川美由紀(香川) 優出371回目、優勝80回
2号艇 仁科さやか(長崎) 優出6回目、優勝1回
3号艇 渡邉真奈美(東京) 優出4回目、優勝0回
4号艇 土屋 南(岡山) 優出11回目、優勝2回
5号艇 森下 愛梨(静岡) 初優出
6号艇 間庭 菜摘(福岡) 初優出
※()内は支部
予選トップ通過の山川美由紀が準優をイン逃げで制してポールポジションを獲得。2019年1月の鳴門オールレディース以来となる約3年1カ月ぶりの優勝に王手をかけた。今節10走のSTはコンマ08、09、08、11、09、08、11、12、13、13という驚異的な安定ぶり。優勝戦でも精密機械のようなスタートを決めて逃げ切るのか。
仁科さやかは準優で2コース差しを決めて勝ち上がりに成功。2016年8月の下関男女ダブル戦以来となる約5年半ぶりの優出を果たした。3・3・1・3・2・2・1・2・1着のオール3連対という抜群のパワーを見せてきた仁科が、準優に続いて優勝戦でも2号艇で魅せるのか。2013年5月の大村男女ダブル戦以来となる優勝を狙う。
渡邉真奈美は準優で4コースまくり差しを決めて3連単8万1300円の高配当を提供。昨年12月の唐津ヴィーナスシリーズ以来となる2節ぶりの優出となった。117期女子では出口舞有子と中田夕貴がすでに優勝しているだけに、渡邉もこれに続きたいところだろう。
土屋南【冒頭の写真】は準優でイン戦2着に踏ん張って優出。今期4コースは10戦4勝と好調なだけに優勝戦4号艇はチャンス十分の枠番だろう。しかも今節10走のSTはコンマ07、11、12、14、09、05、09、04、09、04で3日目からゼロ台スタート6連発中という圧巻の踏み込みぶり。優勝戦で4コースまくり一撃を期待するファンも多そうだ。
外枠にはデビュー初優出の森下愛梨【写真上】と間庭菜摘が並んだ。森下は2017年5月デビューの120期生。地元浜名湖で初優出をつかんだ。間庭は2016年11月デビューの119期生。同期の土屋が4コースから攻めれば展開を突くチャンスが生まれるかもしれない。