レースリポート
前回の不運乗り越え廣中智紗衣が喜びの地元バースデーV! 平和島ヴィーナスシリーズ
2022.02.09
平和島ヴィーナスシリーズ(2月4日~9日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の廣中智紗衣(東京)【写真2枚とも】がイン逃げで快勝。2号艇の田口節子(岡山)が2コースから鋭いまくりで攻め込んできたが、廣中はこれをしっかりと受け止めて逃げ切った。3着には5号艇の遠藤エミ(滋賀)が入り、3連単1-2-5で960円の1番人気決着となっている。
勝った廣中は約1年5カ月ぶりの優勝で通算7V。平和島ではこれが初Vとなっている。
【廣中智紗衣 優勝歴】
2009年12月 芦屋女子リーグ
2017年5月 若松一般戦
2017年12月 大村クイーンズクライマックスシリーズ戦
2018年7月 多摩川男女ダブル戦
2020年6月 浜名湖オールレディース
2020年9月 浜名湖ヴィーナスシリーズ
2022年2月 平和島ヴィーナスシリーズ
今節の廣中は1・3・1・3・2・2・1・4・1・1着。2連対率4位の好モーター49号機を引き当て、田口との熾烈(しれつ)なシリーズリーダー争いを制して予選トップ通過を果たすと、準優・優勝戦はインからしっかり逃げ切って頂点へ。2月9日の誕生日にバースデーVという最高の結果となった。
思い返せば廣中は当地前走となる昨年7月の平和島オールレディースでとんでもない不運を味わったばかりだ。予選5位通過の活躍を見せ、2号艇で迎えた準優では道中2番手を航走。優出切符を手にしたかと思われた。ところが3周1マークで浮遊物を巻き込んでしまい突然失速。あっという間に4艇に抜き去られて6着まで後退し、優出を逃すという悪夢のようなレースがあった。
あれから約7カ月。アクシデントを乗り越えて、今節は当地初Vをつかみ取り喜びもひとしおだ。これで廣中は今年の女子賞金ランキングで12位まで浮上。次節の桐生G2レディースオールスター(2月22日~27日開催)でも楽しみな存在となってきそうだ。