レースリポート
PICKUP!G1四国地区選出場 徳島支部レーサー G1初出場の西岡成美に期待!
2022.02.04
「地区選手権競走」の時期がやってきた。
今年は「四国」「九州」「関東」「東海」「近畿」「中国」の順番で開催される。口火を切ることになる「四国地区選手権競走」はあす5日(土)開幕。他の地域と異なり売り出し中のB1レーサーも加わる大会はみどころ満載である。
そのひとつが女子レーサーの存在だろう。
関東地区 3名
東海地区 4名
近畿地区 2名
中国地区 6名
九州地区 3名
そして、四国地区はなんと9名なのだ。これだけ粒ぞろいの地区はほかにはない。
古くから強い女子選手の宝庫なのが四国地区。これまで数々の名レーサーを生み出している。その代表が今回も参戦している山川美由紀の四国地区選手権優勝(1999年鳴門)である。
そのほか、尼崎周年(2013年)を制している平山智加など、記念レースでも男性相手に互角に戦えるメンバーぞろいだ。
そういう意味で女子選手のレースぶりから目が離せないが、初日の第2R(モーニング開催で締切予定時刻9時28分)もそのひとつ。年齢も経験値も実績も多彩なメンバーぞろいとあって予想の切り口は枚挙にいとまがない。
予想の軸は好枠1号艇の中村桃佳だが、まくり屋の西村美智子がセンターに構えるだけに展開は予断を許さない。
進入が枠なりなら、B1級でG1初参戦の西岡成美【写真2枚とも】にも展開が向く可能性もあるからだ。
デビュー当時、「現役女子大生プロレーサー」として注目された西岡も25歳になった。在学中にレーサーを志望し養成所に合格すると休学、プロデビューすると復学し高知県立大学を卒業している西岡成美。
これまで595走し39勝。優勝はないものの、昨年7月の尼崎と鳴門、さらに11月の大村で優勝戦に進出している。今期適用勝率は5.33でB1ながら努力する姿勢が高く評価され、2022年の「鳴門フレッシュルーキー」に選ばれている。
スタート力とスピードを武器にした戦法を磨いている最中だが、とりわけ4コースが強いことは覚えておきたい。
もともと、鳴門は高配当の多い水面。ダイナミックで意外性ある戦いは女子から始まるかもしれない。