レースリポート
ボートレースで紅白歌合戦!? ボートレースレディースVSルーキーズバトル
2022.01.29
「ボートレースレディースVSルーキーズバトル」がきょう29日、ボートレース尼崎で開幕した。
参加48名のうち、女子レーサーとルーキーが半々である。
ルーキーとは登録6年未満の若手(1月1日現在で)。今回は、若手男子選手と女子選手の合戦だ。
このシリーズ、選手は「個人戦」と「団体戦」を戦うことになる。
「個人優勝」は優秀な成績で優勝戦に進出し1着になること。
一方、「団体」はポイントの競い合いである。
対象レースは、「団体戦」を明記されている予選と一般戦。該当レースには男女半々が組まれており、その着順点を奪いあう。
1着10点、2着8点、3着6点、4着4点、5着2点、6着1点、合計31点だ。
その合計点の多いチームに1ポイントが与えられることになっており、ポイント上位が団体優勝となる。
ただ、最終日には特別加算(特別選抜B戦4ポイント、特別選抜A戦8ポイント、優勝戦12ポイント)があるため最後の最後までまったく予断を許さない仕組みだ。まるでテレビのクイズ番組のようで面白い。
ちなみに、優勝団体チームの各選手には「団体賞10万円」が支給されることになっている。
シリーズ初日は白組5ポイント、紅組3ポイントでスタートした。
2日目、紅組は巻き返しを図りたいが、その旗振り役となりそうなのが中田夕貴【写真2枚とも】。
初日は「あまがさきドリーム」1走だったが、勝利した鎌倉涼を2コースから追走して2着に入っている。
ふたつ年上の兄・中田友也(107期)に触発され飛び込んだプロの世界だが、昨年10月の桐生ヴィーナスシリーズで初V(イン逃げ)を飾り、いま勢いに乗っている。
その明るい性格と相まってムードを盛り上げるのにぴったりの存在だ。
2日目の団体戦は10R3号艇となった中田夕貴。
課題としてきた「1マークの判断と立ち回り」の成果を発揮し、紅組にポイント1を加算させる原動力に期待したい。