レースリポート
好調・清水沙樹が4カドまくりで地元V 江戸川ヴィーナスシリーズ
2022.01.28
江戸川ヴィーナスシリーズ(1月23日~28日開催)が終了した。優勝戦は4号艇の清水沙樹(東京)【冒頭の写真】が快勝。チルト1.5度を選択して4カドから鋭い伸び足を見せ、スロー3艇をまくって頂点に立った。2着には1号艇の海野ゆかり(広島)、3着には5号艇の田口節子(岡山)が入り、3連単4-1-5で4490円の16番人気決着となっている。
勝った清水は約2年1カ月ぶりの優勝で通算6V。江戸川では2回目の優勝となった。
【清水沙樹 優勝歴】
2012年12月 江戸川男女ダブル戦
2014年7月 宮島ヴィーナスシリーズ
2015年1月 多摩川一般戦
2019年7月 徳山男女ダブル戦
2019年12月 児島男女ダブル戦
2022年1月 江戸川ヴィーナスシリーズ
昨年は20節走って優出ゼロという苦しいシーズンを過ごした清水だが、今年に入ってからは3節走って2優出1Vと好調。今年初戦となった1月の大村オールレディースで約1年2カ月ぶりの優出を飾り、今年3節目の江戸川ヴィーナスシリーズで約2年1カ月ぶりの優勝とリズムがV字回復している。昨年は年間女子賞金ランキング87位でクイーンズクライマックスシリーズ戦にさえ出場できなかったが、今年の女子賞金ランキングは渡邉優美、平山智加、守屋美穂に続く4位という好位置だ。
好調の要因のひとつは舟足の充実ぶりだろう。今年3節で計29走しているが、展示1番時計が実に22本。平均展示順位は驚異の1.38で、昨年(2.08)と比べると格段に数字が上がっている。持ち前の攻撃力を発揮できる舟足に仕上がっている印象だ。
次節は2月4日からの平和島ヴィーナスシリーズに出場予定。再び地元で大暴れするのか注目が集まる。そして次々節は2月22日からの桐生G2レディースオールスター。桐生は優出3回の実績がある好相性水面でもあり、近況の勢いを考えるとビッグタイトル奪取も夢ではないかもしれない。