レースリポート
クイーンズクライマックス いよいよ大晦日決戦!ティアラは誰の頭上に!?
2021.12.31
プレミアムG1クイーンズクライマックスはきょう最終日。大晦日決戦である。今回で10回目の節目の一戦を誰が制するだろうか。注目される。
2021年のレースシーンを彩ってきた精鋭ぞろいの優勝戦だが、なかに2回目の「戴冠(たいかん)」に賭ける選手が3人いる。
ディフェンディングチャンピオンの平高奈菜と2017年の大村大会を制している遠藤エミ、それに2013年の芦屋で優勝している平山智加【冒頭の写真】である。
1号艇の平高奈菜が勝てば、クイーンズクライマックス史上初の連覇。
4号艇の遠藤エミが優勝すれば、レディースチャンピオンとレディースチャレンジカップ、そしてクイーンズクライマックスの年間三冠獲得。女子初の栄誉だ。
一方、こうした特別記録はないが、平山智加にはファンに捧げる「こころ」がある。
昨年8月のレディースチャンピオンで2コースから意表を突くまくりを繰り出し栄冠を手にした後、「勝つにはあれしかないと思っていました。レディースチャンピオンは悔しい思いをたくさんしてきた大会なので…優勝できてうれしいです」と涙した。
その背景には2011年の第24回大会をはじめ、26回、27回の3大会で1号艇をゲットしながら勝てなかった苦い経験がある。
それはそのままファンに対する気持ちとなり、「コロナで大変な中、ご声援ありがとうございます。これからもファンのため、家族のため、心を込めて精いっぱい走ります」という誓いにつながっている。
むろん、今も変わっていない。
そんな「こころを込めた」真剣勝負を伝えるYouTube「ボートレーススペシャルLIVE」は14時スタートの予定。午後4時40分頃、2021年の女子ナンバーワンが決まる。その予想と行方に注目したい。