レースリポート
波乱多いQCシリーズ優勝戦! 今年は1号艇・松本晶恵が順当V狙う 福岡
2021.12.30
福岡でのG3クイーンズクライマックスシリーズ戦(12月26日~31日開催)は5日目が終了。優勝戦(1着賞金200万円)のメンバーが決まった。
<福岡 最終日 11R シリーズ優勝戦>
1号艇 松本 晶恵(群馬) 今年1コース1着率71%
2号艇 松尾 夏海(香川) 今年2コース1着率27%
3号艇 大橋 栄里佳(福岡) 今年3コース1着率15%
4号艇 薮内 瑞希(岡山) 今年4コース1着率2%
5号艇 堀之内紀代子(岡山) 今年5コース1着率12%
6号艇 高憧 四季(大阪) 今年6コース1着率0%
※()内は支部
予選トップ通過の松本晶恵【冒頭の写真】が準優でイン逃げを決めてポールポジションを獲得。昨年11月の多摩川オールレディース以来となる約1年1カ月ぶりの優勝に王手をかけた。PG1クイーンズクライマックス優勝2回(2016年・2018年)の実績を誇る松本が、今年はシリーズ戦で頂点に立つのか。
ただこんなデータもある。シリーズ戦は過去9大会行われているが、優勝戦1号艇は5勝4敗と苦戦気味。波乱の展開になることも多く、2013年は3連単2万5990円、2017年は3連単6万9660円、2019年は3連単3万3670円と万舟券が3回も出ている。
【クイーンズクライマックスシリーズ戦 歴代優勝者】
2012年 池田 浩美(静岡) 1コース逃げ
2013年 山下 友貴(静岡) 2コース抜き
2014年 中谷 朋子(兵庫) 1コース逃げ
2015年 平山 智加(香川) 1コース逃げ
2016年 川野 芽唯(福岡) 1コース逃げ
2017年 廣中智紗衣(東京) 3コースまくり
2018年 塩崎 桐加(三重) 4コースまくり
2019年 平田さやか(東京) 5コース差し
2020年 海野ゆかり(広島) 1コース逃げ
打倒松本の一番手は2号艇の松尾夏海だろう。今年2コースは34戦9勝の1着率27%と上々の成績。9勝のうち8勝を"差し"でマークしている。差しハンドルでデビュー初Vをつかむのか。
3号艇の大橋栄里佳【写真上】も楽しみだ。今年3コースは34戦5勝で1着率15%。5勝のうち4勝を"まくり"でマークしている。今節ここまで7走でゼロ台スタート5本と鋭い踏み込みを連発しているだけに、優勝戦でもスリット先制で得意のセンター速攻を狙ってくる可能性十分。地元でのデビュー初Vを目指す。
また4号艇の薮内瑞希と6号艇の高憧四季もデビュー初Vを目指して果敢に攻めてきそう。5号艇の堀之内紀代子は今年5コースで5勝を挙げるなどアウト巧者として名高いだけに目が離せない。