レースリポート
トライアル1回戦は平高奈菜と田口節子が白星発進! 福岡クイーンズクライマックス
2021.12.29
ボートレース福岡の「プレミアムG1第10回クイーンズクライマックス」(優勝賞金1500万円)が28日に始まった。トライアル1回戦は獲得賞金上位順に好枠が与えられるシステムになっているが、11Rは賞金ランキング2位で1号艇だった平高奈菜【冒頭の写真】がイン速攻で快勝。2コースの守屋美穂はスタートで後手を踏んでしまい、絶好の展開になった3コースの小野生奈がまくり差し追走で2着。守屋は道中で競り勝って、なんとか3着に踏ん張った。3連単の1-3-2は1100円の3番人気。
続く12Rは賞金ランキング1位の遠藤エミが1号艇だったが、スタートのアジャストが響き、逆に全速でスリットを通過した2コースの田口節子【写真下】がまくり勝ち。展開が良かった3コースの渡邉優美は2着を守れず、インからまくられながらも立て直した遠藤が逆転で2着に浮上。3連単の2-1-3は2210円の8番人気。
トライアル2回戦からは枠番が抽選になる。その結果決まったメンバーと初日の成績は次の通り。
<福岡 4日目 11R トライアル>
1枠 田口 節子(岡山支部)1着
2枠 海野ゆかり(広島支部)6着
3枠 大山 千広(福岡支部)5着
4枠 渡邉 優美(福岡支部)3着
5枠 平山 智加(香川支部)4着
6枠 小野 生奈(福岡支部)2着
ここは地元福岡支部の3人が激突する。1回戦をまくり勝ちした田口節子【写真上は抽選風景】が「初めて」という1号艇を引き当てており、すんなり逃げれば優勝戦の1号艇も見えてくる大事なレース。逆に1回戦で5、6着の大山千広と海野ゆかりは、いわゆる1日早い勝負駆け。もう大敗は許されない。不利枠を引いた地元の小野生奈は、ひとつでも上の着順でしのぎたいレースになる。
<福岡 4日目 12R トライアル>
1枠 遠藤 エミ(滋賀支部)2着
2枠 寺田 千恵(岡山支部)5着
3枠 守屋 美穂(岡山支部)3着
4枠 細川 裕子(愛知支部)6着
5枠 西村美智子(香川支部)4着
6枠 平高 奈菜(香川支部)1着
1回戦は自力でつかんだ1号艇だったが、今度は抽選で引き当てた遠藤エミが2日連続の1号艇。このいい流れは絶対に生かしたい。今度こそ逃げて人気に応えるか。平高奈菜が6号艇になったことで、強敵になるのはモーターの裏付けもある寺田千恵、守屋美穂の岡山コンビ。特に寺田は1回戦が5着だっただけに、ここはぜひとも上位着が欲しい立場。細川裕子と西村美智子は1回戦と同じ枠で登場。展開が向かないことには厳しそうだが、守屋が攻めるシーンがあれば出番が回ってくる。