レースリポート
クイーンズクライマックス開幕! 福岡の成績ナンバーワンは寺田千恵
2021.12.27
いよいよあす28日、プレミアムG1クイーンズクライマックスが開幕となる。
賞金上位12名が難しいとされる福岡の水面をいかに乗りこなすか、注目される。
博多湾に注ぐ那珂川河口にある競走水面は、湾内に入ってくるうねりの影響を受ける。うねりは波以上に力がある。波は切ることができるが、うなりはできない。自然条件に対応しなければならないコースである。
では参戦12名中、誰が福岡を得意としているだろうか。比較してみた。過去5年間の実績値である。(選出順位順)
ベテランの寺田千恵【写真2枚とも】が最も上位だが、理由は容易に想像がつく。もともとの所属は福岡支部。立間充宏と結婚し岡山支部に転籍、現在に至っている。つまり、福岡は勝手知ったる水面なのだ。
干満について熟知しているのは当然である。
6日間の潮回りは上記の通りだが、あまり大きな変化がないのが今シリーズ。小潮・中潮などに関係なく、概ね85㎝前後の干満差となっている。
初夏には1m60㎝以上になることも多いが、そのおよそ半分だ。
あとは風だ。
福岡の水面はバックストレート側が北。北風が吹くと1マーク奥から波が入ってくるが、28日は西寄りの風が吹く予報となっている。大きな影響は考えにくい。
10年連続出場のベテラン寺田千恵が鍛え上げられた心技体に経験値を加え臨む今大会。さまざまにアドバンテージがあり、活躍が期待される。