レースリポート
アウト受難の福岡水面 2日目は藤崎小百合ら5・6号艇に注目! QCシリーズ戦
2021.12.26
福岡でのG3クイーンズクライマックスシリーズ戦(12月26日~31日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリーム戦は3号艇の松本晶恵(群馬【写真下】が快勝。3コースからコンマ05のトップスタートでまくりを決めた。2着には2号艇の中川りな(福岡)、3着には4号艇の櫻本あゆみ(群馬)が入り、3連単3-2-4は1万3770円の高配当決着となっている。
さて華々しく開幕した福岡クイーンズクライマックスシリーズ戦だが、初日のレースで改めて浮き彫りになったのは"アウト勢"の苦戦だ。5・6コースからの2連対はわずか2件だけ。1Rで山下友貴(静岡)が5コースから2着、3Rで五反田忍(大阪)が5コースから1着に入ったのみだった。
福岡は全国屈指の"アウト受難水面"として知られる。今年の5コース1着率は4.7%(全国平均5.7%)、6コース1着率は1.1%(全国平均1.8%)で、全国24場のなかでワーストクラスの数字(データは12月25日時点)。福岡の競走水面は2マークの奥行きが極端に狭い特徴があり、ダッシュに引いても助走距離が十分に取れないためアウト勢が苦戦すると言われている。
5・6コースの買い方が舟券のカギになってきそうな今節。アウトから見せ場をつくることが多い選手は誰なのか把握しておくべきだろう。今節シリーズ戦出場メンバーのなかでの今年の5・6コース2連対率上位は以下のとおりだ。
【5コース2連対率ベスト5】
1位 實森 美祐 41.0%
2位 池田 浩美 33.3%
3位 藤崎 小百合 32.4%
4位 宇野 弥生 30.6%
5位 富樫 麗加 28.0%
【6コース2連対率ベスト5】
1位 三浦 永理 20.6%
2位 西橋 奈未 20.0%
3位 堀之内紀代子 19.5%
4位 水野 望美 17.6%
4位 高田 ひかる 17.6%
2日目の番組を見ると、5コース3位の藤崎小百合【冒頭の写真】が9Rの5号艇、6コース2位の西橋奈未が11Rの6号艇、6コース3位の堀之内紀代子が5Rの6号艇に組まれている。アウト巧者たちが福岡の外枠でどんな走りを見せるのか注目しておきたい。