レースリポート
土屋千明が通算3回目V 赤澤文香は無念イン戦2着 唐津ヴィーナスシリーズ
2021.12.25
唐津ヴィーナスシリーズ(12月20日~25日開催)が終了した。優勝戦は2号艇の土屋千明(群馬)【写真2枚とも】が2コース差しで快勝。2着に1号艇の赤澤文香(岡山)、3着に3号艇の滝川真由子(長崎)が入り、3連単2-1-3で2140円の8番人気決着となった。
勝った土屋は2018年5月の桐生オールレディースと2019年11月の江戸川男女ダブル戦に続く通算3回目の優勝。唐津では初Vとなった。
今年の土屋は春先にF2を切ってリズムを崩したのも響き、ここまで16節走って1優出0Vと苦しい戦いが続いていたが、今年最後の出走で見事に優勝を飾って最高の形で締めくくることに。来年1月からはB2級降格が決まっている土屋だが、今期(11月から)勝率6.33と近況好調な走りを見せているだけに、A級復帰へ期待が高まってきそうだ。
自身初の優勝戦1号艇だった赤澤文香は無念のイン戦2着。コンマ02まで踏み込む気迫のスタートを見せたが、惜しくもデビュー初Vはならなかった。
ちなみに今年デビュー初優勝を飾った女子レーサーは、森世里(3月平和島ヴィーナスシリーズ)、中川りな(5月江戸川男女ダブル戦)、中田夕貴(10月桐生ヴィーナスシリーズ)の3人だけ。昨年は7人いただけに今年はやや寂しい数字となった。
2022年は初Vラッシュに期待したいところ。今節大活躍を見せた赤澤をはじめ、通算19優出0Vの今井裕梨や加藤綾など、悲願の初Vを目指す選手たちに注目したい。
【通算0Vの現役女子レーサーの優出回数(5回以上)】
優出19回 今井裕梨、西村歩、加藤綾
優出16回 茶谷桜
優出15回 松尾夏海
優出10回 野田祥子、倉持莉々
優出8回 古賀千晶、喜多須杏奈、関野文
優出7回 笠野友紀恵、赤澤文香、坂咲友理、新田有理、實森美祐
優出6回 原加央理、大橋栄里佳、小池礼乃、勝浦真帆
優出5回 加藤奈月、中澤宏奈、清埜翔子