レースリポート
誰が勝っても今年初Vの唐津ヴィーナス 土屋千明が開幕4連勝で予選首位快走
2021.12.21
唐津ヴィーナスシリーズ(12月20日~25日開催)は2日目が終了した。現時点での予選上位18人は以下のとおり。
1位 土屋 千明(群馬・B1)10.50
2位 赤澤 文香(岡山・B1) 9.00
3位 喜井つかさ(岡山・B2) 9.00
4位 渡邉真奈美(東京・B1) 8.67
5位 中谷 朋子(兵庫・A2) 8.50
6位 清水さくら(愛知・B1) 8.33
7位 岸 恵子(徳島・B1) 8.25
8位 池田 紫乃(長崎・B1) 8.25
9位 津田 裕絵(山口・A2) 8.25
10位 犬童 千秋(福岡・B1) 8.00
11位 黒澤めぐみ(東京・B1) 7.67
12位 滝川真由子(長崎・B2) 7.50
13位 菅野はやか(広島・B1) 7.33
14位 原 加央理(埼玉・B1) 7.33
15位 山本 梨菜(佐賀・B1) 6.33
16位 中澤 宏奈(東京・B1) 6.00
17位 野田 祥子(長崎・B1) 5.67
18位 魚谷 香織(福岡・B2) 5.67
※()内は支部
土屋千明【冒頭の写真】が1・1・1・1着の4連勝で予選首位を快走。初日に4コース差しと3コース差し、2日目にイン逃げと2コース差しを決める活躍を見せてきた。土屋にとって4連勝は、2019年11月の江戸川男女ダブル戦で5連勝をマークして以来で約2年1カ月ぶりだ。
今年の土屋はここまで苦しい戦いが続いてきた。3月の丸亀戦と4月のびわこ戦で2節連続のフライングを切ってF2となってしまい、これが響いて前々期は勝率4.85まで落ち込んでA1級からB1級へ転落。そして5月~8月にかけて90日間のF休みがあった影響で前期は46走しかできず、1月からB2級に降格することも決まった。今年ここまで16節走って1優出0Vで、優勝戦に乗ったのは9月の若松オールレディース(優出4着)だけ。今年の女子賞金ランキングは現在104位に沈んでいる。
そんな土屋だが近況は4節連続で準優出中とリズム上昇ムード。前節のびわこ一般戦では予選3位に入って準優1号艇(3着)に乗る活躍も見せていた。今年最後の出走となる今節の唐津ヴィーナスシリーズ。良い形で2021年シーズンを締めくくって来年に向かいたいところだ。
今節は出場選手全員が"今年0V"。土屋の他にも今年2優出0Vと苦しんできた中谷朋子(予選5位)や、今年1優出0Vの岸恵子(予選7位)、今年2優出0Vの津田裕絵(予選9位)【写真上】らが虎視眈々と栄冠を狙っている。誰が勝っても今年初優勝となる唐津ヴィーナスシリーズ。残り4日間も熱い戦いが続きそうだ。