レースリポート
今年のラストランを香川素子がまくり差しVで締める! 丸亀オールレディース
2021.12.14
丸亀オールレディース(12月8日~13日開催)が終了した。優勝戦は4号艇の香川素子(滋賀)【冒頭の写真】が4コースからまくり差し一閃。3コースからまくりを狙った中田夕貴(埼玉)と、インから応戦した西村美智子(香川)が1マークで大競りとなり、その間隙を突いて香川がまくり差しを決めた。3連単は4-1-2で7310円の22番人気決着。
勝った香川は今年3回目の優勝で通算24V。丸亀では2019年オールレディースに続いて2回目の優勝となっている。香川はこのあとF休みに入るため2021年の出走はすべて終了。最高の締めくくりとなった。
今年の香川は波乱万丈の一年だった。年明け初戦の地元びわこ男女ダブル戦でいきなり優勝を飾る活躍。幸先良いスタートを切った。しかし1月末の地元びわこヴィーナスシリーズで準優でのフライングを切り、これにより30日間のF休みと3カ月間の女子レース選出除外を背負うことに。しばらく一般戦回りを強いられた。7月からようやく女子戦に復帰したが、なかなかリズムを立て直せず苦しむ展開に。6月末から今節まで約6カ月間も優出から遠ざかる香川らしからぬ走りが続いた。昨年・一昨年と2年連続でクイーンズクライマックスに出場していた香川だが、今年は早々と賞金女王戦線から脱落することに。女子賞金ランキング27位(12月13日時点)という不本意な結果に終わった。
2022年は巻き返しのシーズンにしたいところ。しかし香川は10月の桐生ヴィーナスシリーズで準優でのフライングを切ったことにより、来年4月半ばまで女子レース選出除外になる。今年と似たような流れが待ち受けているわけだ。立ちはだかる壁に来年はどう挑むのだろうか。2022年シーズンの香川から目が離せない。