レースリポート
BBC決勝戦 強烈な伸びに賭ける遠藤エミ
2021.12.07
48名が参戦している「ボートレースなると」のBBCトーナメントはきょう7日が最終日。1回戦・準々決勝戦・準決勝戦を潜り抜けた6選手が12Rで激突する。
「アミダマシーン」を使用した枠番抽選はきのうの午後4時半過ぎから行われ以下のとおりとなった。
安定感バツグンな瓜生正義は1号艇
自然体で戦う濱野谷憲吾は2号艇
攻めの起点となる丸野一樹は3号艇
切れ味で勝る白井英治は4号艇
まくり差しが得意な峰竜太は5号艇
強力な伸びをみせる遠藤エミは6号艇
それぞれの持ち味がいかに発揮されるか注目である。
なかでも遠藤エミ【冒頭の写真】の伸びは強烈だ。きのうの準決勝戦でも、先行していた茅原悠紀を最終周回でとらえ逆転3着。レースをヒートアップさせた。旋回で後手を踏んでも猛烈に追い上げられる伸びを生かし勝負ができるのである。
その特徴ある足色は展示タイムが物語っている。(下図参照)
一覧からわかるように、おとといと、きのうのデータがすごい。
準々決勝戦は最も遅い選手との差がコンマ17。準決勝戦もコンマ16だ。その準決勝戦で競り合った茅原悠紀とはコンマ13の開きがある。つまり150メートルで1艇身のアドバンテージがあるのだ。
決勝戦は枠なり想定。遠藤エミは最アウトからの全速スタートに賭ける。俗にいわれる200m起こしでいけば、1マークまでの直線距離は300mを超える。起こしからフルスロットルなら内5艇を置き去りにできるかもしれない。勝負は下駄を履くまでわからない。結果ばかりを考えず、目の前にあることを一生懸命にやるしかないのだ。
そんなBBCトーナメントの戦いを、元K-1世界チャンピオンの魔裟斗さんがゲスト解説する動画配信がある。「ボートレーススペシャルLIVE プレミアムG1 BBCトーナメント最終日」だ。
2003年と2008年の「K-1 WORLD MAX」世界王者となった「反逆のカリスマ」は、社会に向け、「目の前にあることを一生懸命にやる」「自分の限界は自分で決める」ことの重要性を訴えている。「人生は一回きり」というのも至言である。
そんな魔裟斗さんの哲学に寄り添いながら楽しめるのが「ボートレーススペシャルLIVE プレミアムG1 BBCトーナメント最終日」。13時45分配信スタートの予定だ。