レースリポート
G2レディースチャレンジカップは3号艇が2連覇中 今年は西村美智子が赤いカポック 多摩川
2021.11.27
ボートレース多摩川でのG2第8回レディースチャレンジカップ(11月23日~28日、SGチャレンジカップと併催)は5日目が終わって予選ラウンドが終了。予選上位6人で争われる優勝戦のメンバーは以下のとおりとなった。
<多摩川 最終日 11R LCC優勝戦>
1号艇 遠藤 エミ(滋賀) 今年1コース1着率81%
2号艇 平山 智加(香川) 今年2コース1着率24%
3号艇 西村美智子(香川) 今年3コース1着率8%
4号艇 鎌倉 涼(大阪) 今年4コース1着率11%
5号艇 細川 裕子(愛知) 今年5コース1着率23%
6号艇 大山 千広(福岡) 今年6コース1着率12%
※()内は支部
遠藤エミが予選を1・3・2・1・2・5・1着でトップ通過。優勝戦1号艇を手にした。遠藤は今年インで68戦55勝の1着率81%という強さ。優勝戦でも鉄壁の走りを見せるのか。もし優勝となれば2016年・2017年・2019年に続く4回目のレディースチャレンジカップ制覇だ。
対抗一番手には3号艇の西村美智子【冒頭の写真】を挙げてみたい。というのもレディースチャレンジカップ優勝戦は、2014年の第1回大会から2018年までは5大会連続イン逃げ決着だったが、2019年は遠藤エミが3コースまくり、2020年は寺田千恵が3コース差しで優勝。3号艇が2連勝中だ。
今回赤いカポックで優勝戦に臨む西村は、今節ここまで6走でゼロ台スタートを5本もマーク。鬼気迫る攻めっぷりで勝ち上がってきた。また西村は今年優勝戦に8回乗っているが(優勝1回)、そのSTはコンマ19、26、05、03、23、09、08、05。ゼロ台スタートが5本もあり、大一番でも臆することなく攻めてくるタイプだ。
西村は現在女子賞金ランキング10位。27日終了時点でついにクイーンズクライマックス初出場へ当確ランプがともった。重圧から解き放たれ、この優勝戦は1着を狙いにいくのみ。G1・G2初優出でビッグタイトルを目指す。
また、ほかにも昨年の多摩川レディースチャンピオン優勝戦2号艇で勝っている平山智加や、今年5コースで1着が11本もある細川裕子、そしてクイーンズクライマックス出場へ勝負駆けになる鎌倉涼・大山千広と役者がそろった。記憶に残る優勝戦になることは間違いないだろう。